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[コメント] フォーガットン(2004/米)

サスペンスだと思うと憤るかもしれないが、モダンホラーだと思って観ると世界観は有り。ただ、アホ脚本家(多作品も微妙なの多い)の詰めの甘さに苛立つ。アンデルセンの「ある母親の物語」を読んで思い付いたとしか思えない。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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確実に存在したはずの息子の存在を周囲が否定するという設定は面白い。ただ前記したように脚本に、話が進むにつれて矛盾や綻びが目立ち出し、ガタつきだす。

ムーアは、自分に嘘の治療をする医師(シニーズ)を何故、信用し続け、見切りをつけないのか?

●保障員(?)たちと謎の黒幕(宇宙人?)との関係が異様に曖昧。

●子供を思う母の気持ちは強くとも、夫(エドワーズ)が妻を愛する気持ちはあっさり、忘れるほど弱いって…。ラストに至っても、結局夫の描き方が宙ぶらりんで、 ハッピーエンドに感じられずに微妙に引っ掛かる!。

●不死身の男(ローチ)の正体を早くに観客に伝え過ぎ!。

世界観や描きたかったり伝えたい雰囲気は解るが、すべて細部の適当なアホ脚本のせいで、ぶち壊し。 モダンホラーテイストは嫌いじゃないのに、ここまで適当だとブーイングしたくなる。 演技に関しては、ウェイトダウンし過ぎな気もするが、切迫感は伝わってきたムーアは健闘。 シニーズが知的に見えず、まるで医師に見えなくミスキャスト。 ウッダードは理知的で状況把握のできる刑事を好演してるが、衝撃のシュポポポーン・シーンで、ひょうきんすぎてギャップに大笑い。

やはり、この作品は強引にでも国家規模で子供たちが拉致され、医薬品か何かで周囲の大人の記憶が消されている…的な多少強引でも、現実的な展開にした方が、良かった気がする。

(評価:★3)

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