アメリカは基本的にウエットじゃなくカラッとしてるから観ていて爽快。アメリカのリアルなサブカルチャーが解ったりもする。この作品は80年代に多く作られた青春セックスコメディを彷彿させつつ、絶妙に新しい形で作りあげていて、この後、数多く作られる青春映画群に画期的なヒントを与えてもいます。主演のジェイソン・ビッグスのコメディセンスもマッド過ぎず素直に笑えてこの作品から注目しだしました。その他のミーナ・スヴァーリは勿論、クリス・クライン、シャノン・エリザベス、アリソン・ハン二ガン、ショーン・ウィリアム・スコットら皆、個性的できちっと描き分けて役柄を与えている脚本も上手。馬鹿馬鹿しさにゲラゲラ笑っていつつもラストに友情や青春の切なさもしっかり胸に染みさせる見事な作品の構成バランスに感銘。これ観るとアメリカ人になりてぇ〜っと心で叫んでしまうはず。