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[コメント] リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い(2003/米=独=チェコ=英)

この猥雑さは素晴らしい。最初からB級(もしくはC級)と割り切って観ると気楽に楽しめる。コネリーが登場するとキャリアが邪魔しちゃって、役柄よりも「ショーン・コネリーここにあり!」的な異様な存在感になってしまってるのが惜しい。全体的にエンタテイメントに徹するかと思いきや唐突に師弟関係のドラマが挿入され爆笑。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「魔界転生」とか「サイボーグOO9」とか、結集してGo!的な話が、大好きなので地味に予告編から、かな〜り期待して観た。…。

で、仰天したのが、その設定。てっきり科学者が最新の技術で(←適当)、文学の世界から登場人物を呼び出す(?)とかの強引な設定なのだと思っていたら、普通にジキル博士とかヴァンパイアが存在しているのが前提に話が進むのって…。

それで世界各国からキャラクターが集まるも、どうしてもアメリカからもヒーローを出したくて苦肉の策で出したのが"トム・ソーヤー"って…死ぬ程笑ったw。

完璧に設定の種類違うでしょ、他と根本的に…。小公子とか赤毛のアンの仲間でしょ。 まだ「オズの魔法使い」あたりからブリキ男たち三人衆を出した方が良かったかも。

で、コネリー扮するクォーターメインとソーヤーが強引に”師弟”の設定で、シビアな演出がなされ、潔いアドヴェンチャー・テイストに徹さず、作品のトーンを鈍らせたのは、もったいない。笑えたけど。

正直、コネリー以外のキャスティングは、もっと知名度のある役者陣に華やかに彩って欲しかった気もするが、この内容だと酷か? ウィルソンは普段のクールビューティーぶりとヴァンパイアのはじけっぷりなどギャップある演技をそれなりに好演。想像以上に小さいながらサーベルをビシビシ振り回しネモ船長(シャー)も印象に残る。

小学生くらいで本作を観ていたなら、暫くは余韻に浸れた気もする。ラストの、続編作る余裕ありますから!的・不吉なエンディングにも大笑い。アメリカって懐が広いなぁとつくづく思わせてくれる佳作。まだ、当分に、この手の荒唐無稽な映画は創られ続けそう。

(評価:★3)

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