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[コメント] 伯林−大都会交響楽(1927/独)

これは単なる好みの問題かも知れないけど・・・ 人間の描写より、ピストンとか車輪とか盛り上げってくる新聞とか、人間以外のものの描写がよかった。
YO--CHAN

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







観る前の先入観というか期待として これは、ベルリンという街が主人公というか、街自体を一つの巨大な装置、又は(もののけ姫にでてきたような)巨大な生き物と捉えた作品だと思っていた。

例えば、ベルリン市民たちの出勤の風景や小さなこぜりあいの様相が、うーんと小さくズームアウトされ、ラックやピニオンや歯車の動きになぞらえられるとか、大阪万博での館内映像っぽいものを期待していた。

きっと監督の最初の構想もそうだったのではないかと、勝手に妄想していた(笑) 後半、なんか取ってつけた様な身投げシーンとか、子供の微笑ましいシーンが、なんか商業映画にするため、イヤイヤ付け加えったぽいなあ、機械や群衆の描写に比べて、なんかぞんざいな撮り方・・・などと無礼な事も考えてしまいます;

一度、監督の初志貫徹の映像が観たい。本作がそうとは思えない。 もちろん、興行成績は散々で、自分だって途中で寝てしまうかも知れないけど、そういう作品もあっていいのではないかなどと、妄想は果てしなく続いてしまいます。失礼致しました;

(評価:★3)

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