[コメント] スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007/米)
ミュージカル映画復活への予兆として評価したい。(音楽そのものはロジャース&ハマースタイン2世やシャーマン兄弟程じゃないかもしれないけど)
もしやティム・ロビンスは、『バットマン』の終盤あたり等ミュージカル志向があるんじゃないんだろうか?ぜひそれをもっと見たい。ただ・・・(以下ばれネタばれReview)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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(些細な事かもしれないが)、主人公の変節の根拠がどうしても判らない。 「復讐、今一歩で失敗」→「どうせロンドンっ子は最低」→「誰でもいいや」 ・・・なぜそうなるのか?
誰かどう見たって他の人の喉切るのは意味ないし、むしろ発覚したら復讐への道は決定的に閉ざされる(おまけに相手は判事だ)。
「それまでは一般人の喉で練習だ」って・・・ これは何の意味もないし、練習台にされた一般人こそ非常に困る。この一点においてだけは彼はディオ以下だし論理が明白に破綻しています。船長。
それと、何よりも一番残念なのは、ラストのどんでん返しの妻さんだ。 あんなすごい展開を、なぜ2分やそこらで片付けてしまうのか。
どんなにか再会したかっただろう夫に、知らなかったにせよあんな事になってしまった悲哀。彼女の内情こそ見たかった事なのに・・・「慣れちゃって」では済まない事だと思う。 観客として非常に残念だ。
ついでに(ある程度事情は知っていてもなお)何の躊躇もなく彼を手にかける少年の胸中も描いて欲しかった。
虐げられ尽くした妻。ようやっと信じる大人を見つけた少年。・・・これこそティム・ロビンスが最も輝く題材だと思うのに、残念。
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