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[コメント] 国家が破産する日(2018/韓国)

ニュース映像と演劇との混ぜ具合が印象的 『日本の一番長い日』を思い出しました。 が、本作の軸は、結局「IMF派vs非IMF派」という対立構図だった様で、そこが個人的には退屈でした。
YO--CHAN

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







便所での本音(男子用・小)とか、ニュース映像の入れ方切り方とか。

それで盛り上がった前半を、結局は「IMFに委ねるあいつを許さない」「次は負けないわ」といったお話にまとめあげるのは勿体ないなと。

仮に対決構図でいくなら、相手のIMF派の方が黒いながら存在感で上回っていました。 「ハゲタカ」も少し入っているのか「デモと暴動の韓国を売り叩く」といった風体で、対する主人公はその場凌ぎっぽくて今ひとつでした。

「4種類の人々が最後までほとんど関わらない」という割り切り方もできるんだから、いっそ◯年後はちゃっかり主人公がIMF派の右腕になっててニッコリ握手で観客にウインク、カメラがひいて撮影陣が全部写ってIMF派さんから一言「どーですか、興奮したでしょう(笑)」 ・・・いっそそんなお茶目さもあっていいなと思うけど、これやるとやっぱり映画館で暴動かなあw

個人的には、(西部劇とかは別として)映画を作る側が、一方に熱く寄り添い過ぎると退屈です。作品そのものが一方的なPR映像の様に見えてしまいます。割とドキュメンタリー風なとこが良かったので、なおさら。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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