[コメント] つかのまの愛人(2017/仏)
簡潔な省略が明晰なモノクロと相俟るカリエール・ベルタの欧州2巨頭のサポートもあり演出は自然体で軽やかを貫く。そこではニンフォマニアックな毒も中和されて後景に退くかのよう。孤独に泣いた娘は笑顔を取り戻し親爺の寄る辺ない詠嘆を掻き消す。
(けにろん)
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