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[コメント] 人間の條件 第5部死の脱出・第6部曠野の彷徨(1961/日)

裂帛の気合が引き続き漲るのだが、それが概ねマイナスベクトルな敗北の終焉へと向かうものだから圧力に打ち負かされた疲弊感が勝ってしまう。極限の状況下では良識など無意味であることを描いた点で幾千もの浅薄な教条主義的代物とは遥か一線を画しているが。
(★3 けにろん)

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