[コメント] スルー・ザ・ワイヤー(1987/フィンランド)
気の利いたミュージック・クリップではあるが、逃亡する脱獄囚ってのが如何にもな設定で無常の中に有情を見出すカウリスマキの愛すべき資質が発揮されたとは言い難いだろう。ズレた諧謔は未だ見出せず流された感が払拭できず有体に言えば何の変哲もない。
(けにろん)
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