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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/129)

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★3ブレードランナー 2049(2017/米=英=カナダ)開巻からの未来造形の美術・撮影の完璧さは対立軸を喪失した物語によって褪せていく。いっそ何もないならまだマシだが既視感のある陳腐へと流れて情緒も過多。メシア待望の反旗は主人公の自分探しと噛み合わず形骸化する。フォード起用もオーラ無さすぎ。Myrath, クワドラAS, 考古黒Gr, jollyjokerほか5 名[投票(5)]
★2海峡(1982/日)一生を或いは己が命を何かに懸けた男達のドラマであるべきなのに健さんが例によって寡黙にスタイリッシュなポーズで通すので盛り上がらないこと甚だしい。興行上の理由としても吉永は全く不要であり、おかげでトンネルを掘り出すまでが無駄に長すぎ。ペンクロフ, sawa:38[投票(2)]
★4すばらしき世界(2021/日)カタギの生活者たろうとして叶わぬ短気な彼が、怺えることを知るという単線ドラマトゥルギーが西川の資質と噛み合わぬジレンマ。ブツ切りエピソード群は社会の今を照射しそうなのだが須く生半可に終わる。それでも終盤の光明の見え具合には持ってかれる。緑雨, ぽんしゅう, おーい粗茶[投票(3)]
★4アルゴ(2012/米)快楽リズムは随所にある。だが、アーキングッドマンが快演だとしても、後方作戦でしかないハリウッドパートを主戦場での奪還劇と併置するのは身贔屓だし、実話という根拠に安住してる。バランスが悪いのだ。追うイランサイドの描写が決定的に不足。おーい粗茶, tkcrows, Lostie, G31ほか6 名[投票(6)]
★3インセプション(2010/米)不可能作戦を遂行するプロ集団のリーダーが個人的事情に拘泥してウジウジして展開が間延びし、どっちつかずで尺だけ長い。夢だから何でも有りとは言え4段階の夢中夢の舞台設定に伏線のかけらもない。あるのは絵づらの趣向のみでアホらしい。ロープブレーク, おーい粗茶, クワドラAS, はしぼそがらすほか17 名[投票(17)]
★2陽炎座(1981/日)ツィゴイネルワイゼン』が10年以上寝かせた特上のワインだとすれば、こいつは即席のカストリ酒だ。ペラい役者が織りなす清順歌舞伎というより紙芝居。余裕の無い優作は木偶の坊にしか見えなく、陽炎座の部分も冗長としか思えない。寒山拾得, ルクレ, mal[投票(3)]
★4デス・プルーフ in グラインドハウス(2007/米)70年代BC級映画の技巧を凝らしてのトレースもいいが、濃厚な限定空間で「スタントマン」の異常な偏執を抽出した前段を、バッサリ切った後段。タランティーノの秀でた点は矢張り構成なのだと改めて思った。爆笑のラストは久々の傑作。t3b, DSCH, すやすや, 林田乃丞ほか7 名[投票(7)]
★3記者たち 衝撃と畏怖の真実(2017/米)その事実を如何に流布させ暴虐を喰い止めるかが肝であるのに気づいてただけで安住する作りはオナニーにすぎない。ネオコンの我田引水は悪逆だが扇動された大衆も撃たれて然るべき。そのスタンスは及び腰。描くべきはその悔恨が現在のSNS隆盛に繋がる帰結。死ぬまでシネマ[投票(1)]
★2八月の鯨(1987/米)ベルイマン的姉妹の相克ではあろうが、干枯らびた人々ばかりが登場するのでパサパサして味気ない。濡れたヴァギナあってこその女の諍いであって91歳のギッシュを担ぎ出すにはテーマが場違いだ。映画史に遡及する言説は本質が伴ってこそ意味がある。死ぬまでシネマ, 青山実花[投票(2)]
★3ヤクザと家族 The Family(2021/日)どんどん朽ちていき潰えるだけの物語だが哀れよのおの感慨だけでは遣る瀬無い。撃つべきものは薬物の新たな流通を担うアンダーグラウンドな層であり、或いは善人面した民意ってやつだと思うのだが。役者は総じて以外健闘。演出も冒頭の長回しはじめ良。ゑぎ[投票(1)]
★4追想(1956/米)嘘から出た真的なロマンティック大講談であり絢爛なハッタリ絵巻で、素材の秀逸は文句ない上に、バーグマン復帰が絶妙にアナスタシアとリンクする天恵な配役。これでダメなら余っ程だが水準スタッフが無難に乗り切る。大芝居の堪能と大甘ラストの余韻。ゑぎ[投票(1)]
★4カメラを止めるな!(2017/日)迎合的な劇伴と映画賛歌は若干鼻白むところだが、パラノイアな女房・娘との家庭の為に自分を殺して世間に頭を下げる男は不如意な経緯からカメラの前に立った瞬間スイッチが入る。虚構に仮託してクソな奴らをばっさり斬って棄て現場は好循環。これこそ理想郷。t3b, DSCH, たろ, disjunctiveほか11 名[投票(11)]
★3ミッドウェイ(2019/米=中国=香港=カナダ)双方向に気を遣った戦局羅列映画で本当は局面の間にあったことを考察せねば今撮る意味もない。大局観に欠けるエメリッヒの志向はディテールへ向かい急降下爆撃の描写は見応えあるし発艦失敗の件など目新しい。東京空襲の空軍挿話は忸怩たるものがあるが。disjunctive, ゑぎ[投票(2)]
★4対馬丸 −さようなら沖縄−(1982/日)日本アニメの基底を形成する人々が、絶対的確信のもと残した意義ある結晶。芝山的キャラが形成する安寧世界が一転して地獄絵図に突入する衝撃。その沈没シーンは『タイタニック』も真っ青。極限状態の人々を気負い無く描くノーブルさにこそ心撃たれる。disjunctive[投票(1)]
★4愛、アムール(2012/仏=独=オーストリア)捻りも無い老老介護映画とも思えるのだが、それでも、感情を抑制し事の進行を淡々と凝視する精緻さには引き込まれる。鳩とトランティニャンの引き芝居の長廻しこそハネケの真骨頂。過酷な帰結のあとの黄泉への誘いの陶然。随分優しくなったもんだ。disjunctive, セント[投票(2)]
★2Tommy トミー(1975/英)ザ・フーの曲は好きだが、今で言う引きこもり青年の他力本願な救済願望には辟易する。主人公が、たらい回しに回される各ロックスターに余りオーラが感じられない。演出的にもエルトン・ジョンのシーンのみが突出。寒山拾得, ゆーこ and One thing, 水那岐, 町田[投票(4)]
★4配達されない三通の手紙(1979/日)パーティだワインだと翻案物特有のバタ臭い気恥ずかしさは否めないが、それにしても新藤の巧い脚色もあって滅法面白い。もちろん原作の力もあるのだろうが。出演者の中では松坂慶子が正に油が乗ってる感じ。彼女のシーンは日本の風土に連結している。セント[投票(1)]
★5勝手にふるえてろ(2017/日)内省的文学語りな自己表現の危うさをイタさの全肯定と恋愛への迷い無さを伴った演出の強度がぶっとばす。ギミックも冴え特に歓喜を表す他者語りが反転し社会関係の隔絶に転じるあたり鮮やかだ。恋愛は綺麗ごとじゃない。終盤の愁嘆場はそういう意味で完璧。IN4MATION, おーい粗茶, 太陽と戦慄, ぱーこほか7 名[投票(7)]
★2ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019/米)「どうかお許しを」の寝返りラドンの平伏が象徴する東宝チャンピオン祭りの今更の復刻テイスト。音楽・武器・キャラなど原シリーズの摘まみ食い的な意匠投入も半端なので食い合わせの悪さだけが残る。見たいのは日常の風景の中の怪獣でCGプロレスではない。るぱぱ, たかやまひろふみ, , 死ぬまでシネマほか7 名[投票(7)]
★3小間使(1946/米)階級に根差したギャグに彩られてるが大しておもろくもなく、薬屋のおっさんが全然魅力無いのでは端から勝敗が見えた出来レースで恋愛のサスペンスが決定的に不足。若くおきゃんなジェニファーが新鮮であるのとラシェルの的確なフレームワークは見所。寒山拾得[投票(1)]