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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/114)

人気コメント投票者
★4エイリアン(1979/米)極北まで行った『2001』から10数年。お子様活劇『SW』と怪物譚の本作でSF映画は周回し伝統に回帰した。贅を尽くした怪奇的でバロックな美術と王道的ショッカー手法とグロテスク趣味が混在し宇宙の静謐と孤独が寂を利かす。抜きんでるのは統治力だ。ぽんしゅう[投票(1)]
★5犬ヶ島(2018/米)喜怒哀楽を顕さない呆けたワン公たちが四の五の言いながらの道中記がパロディックな「侍のテーマ」を契機に深層心理に訴えかけエモーションを喚起する。その衝撃が2次元絵本な画面作りの細密な計算を皮相に際立たせ阿保らしい人間世界の物語を糊塗するのだ。DSCH, ぽんしゅう[投票(2)]
★3デッドプール2(2018/米)どんだけ不死身やねんとウンザリするギャグ化は成功とは思えず死にまくり殺しまくりの相対化もクドい。ブローリンの『アベンジャーズ』かぶりと役の『ターミネーター』かぶりがWかぶりでやんの的お茶目も黙考するだけだ。挙句に話の流れは拡散していく。DSCH, すやすや[投票(2)]
★3デ・パルマ(2015/米)下手に分析的な究明を行わず「自作を語る」的なシンプルな構成に徹している。見つけ出した新旧多彩なフィルム断片を遍く適宜挿入するのも誠意を感じる。だが、トリュフォーヒッチに対し行ったようなシーンをショット単位で解析するレベルじゃない。ナム太郎[投票(1)]
★5妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III(2018/日)黴びた主婦の労働価値とはのテーマは『口笛を吹く寅次郎』に比肩する思いを伝えられない男と伝えてほしい女のもどかしい感情の機微という山田独壇場エッセンス投入で巧みに世界に浸透。夜のドライブ行の降雨タイミングなど想外の巧さだ。夏川も圧巻。セント, 寒山, jollyjoker[投票(3)]
★5シー・オブ・ラブ(1989/米)パチーノの隈の出来た重い目とバーキンの品ないセクシャリティに隠された孤独。この演技を超えた内実を叩き付ける2人のマッチングが全てと言っていい。紆余曲折を経て浮かび上がる幸福への切実な希求が妥協的にせよ互いを融解する。身に沁み泣ける。G31[投票(1)]
★5勝手にふるえてろ(2017/日)内省的文学語りな自己表現の危うさをイタさの全肯定と恋愛への迷い無さを伴った演出の強度がぶっとばす。ギミックも冴え特に歓喜を表す他者語りが反転し社会関係の隔絶に転じるあたり鮮やかだ。恋愛は綺麗ごとじゃない。終盤の愁嘆場はそういう意味で完璧。ペペロンチーノ, ゑぎ, 水那岐[投票(3)]
★3山の焚火(1985/スイス)何も起こらないのではなく起こってしまう点が純度を低める。閉じた世界が開かれるかに見えた矢先の終焉では物語の序章のみを取り上げ希釈した印象。どうカメラを置いてもそれなりに撮れてしまう景観世界なのだが、にしては余りに絵葉書めいた平板な撮影だ。Myrath[投票(1)]
★4ビューティフル・デイ(2017/英)幼児性愛者を撲殺する稼業の救い無さと病んだ母との生活の救われなさが過去のトラウマも混じえホアキン・フェニックスの贅肉に瘧のように沈殿する。その連鎖を自身で断ち切ることはできないが、暗殺者や拉致少女が頸木を解くだろう。仄かな希望が切ない。セント[投票(1)]
★5ウンベルト・D(1952/伊)矜持だけは残存するが最早生き抜く術を失した老人に対するデ・シーカのサディスティック視線は冷めた世間の衣を借り十重二十重に炸裂する。それでも愛犬依存な能天気ぶりがブラック。しかし少女の心折れぬ前向きさが対比として絶妙で救い難い物語を緩衝。寒山, セント[投票(2)]
★3ディストラクション・ベイビーズ(2016/日)喧嘩上等の少年漫画的成り上がり列伝でないことは了解の上で、あの鮮烈な三浦へのカウンター右フックのあと対戦は劣化する。女への暴力と外国人へのシカトのゲス同士の嬲りあいは良しとしても脇に座った柳楽の目は何も見てない。感情の寄せ処が皆無。DSCH, ナム太郎, 寒山[投票(3)]
★4レッズ(1981/米)リーン映画のようなロマンティシズムは希薄だが、2年をかけストラーロと行脚した実インタビューを起点とする意外な腰の据わり方やニコルソンハックマン等ニューシネマ人脈の参画等ベイティプロデュース力が米映画の底力を引き出した。ぽんしゅう, ナム太郎[投票(2)]
★3レディ・プレイヤー1(2018/米)貧民層が揃ってVRゲームに打ち興じ富裕層のシナリオに従順であるということは薬を打たれ売春するのと変わりないってことは善良なスピルバーグは考えもしない。興じさせる手を全身全霊で構築する。でも結局デジタルでない第3の想いこそが最も胸を打つ。死ぬまでシネマ, 寒山[投票(2)]
★4瘋癲老人日記(1962/日)振り切れた2人芝居のSM芸は書斎と隣接する浴室という装置で肢体の可動性を高められ結果コメディにまで延伸する。木村恵吾の演出は実直に谷崎と対峙するのでド変態世界が緩衝されて品があるのだ。固定カメラによる旅館での足型取りの絶望的無常。ゑぎ[投票(1)]
★4大地のうた(1955/インド)描こうとするテーマにせよ使われる技法にせよ西洋的な洗練のフィルターを通した感は拭えない。特に兄妹が列車を見に行く件がそうだ。そういう点で若干風化しているとも思うがプリミティブな真実は随所に確かにある。死ぬまでシネマ, 寒山, モノリス砥石[投票(3)]
★3パーフェクト・ワールド(1993/米)とりたててヒネリが効いてるとも思えぬ真っ当すぎる浪花節をノーブルだが散漫な演出と凡庸な撮影でダラダラ見せられる。コスナーが良いので若干救われてるが所詮は狂気の域まで踏み切る訳もなく、イーストウッドに至っては役をキャラに引き寄せ過ぎ。DSCH[投票(1)]
★5マッドマックス2(1981/豪)ミディアムからロングに至るショットの往還が破綻ないリズムで統一され、その中で中世と近世と近代と近未来が歪つに混合された挙句に現出したパラドックスな世界観。しかも、ロマンティシズムと侠気と執拗なまでのチェイス。真似できそうでできない混沌。週一本, Lostie[投票(2)]
★3君の膵臓をたべたい(2017/日)一昔前の奥手女子が陥った白馬の王子願望の極めて現代的裏返しで、据膳喰わぬも当たり前では悦に入ってみても内実は妄想に留まる。それでも胡散臭い話を唯1人で背負う美波ちゃんは辛うじて映画の誠。損な役回りに甘んじた景子も又ある意味誠である。IN4MATION[投票(1)]
★4デッドプール(2016/米)エロと暴力の品性の枷を外したお茶目な饒舌キャラは『ガーディアンOG』が延伸したよな達成感。序盤の高速道でのアクションは緩急が冴えこりゃどこまで凄げえのかのアドレナリン噴出だが結局尻つぼみ。『Xメン』ネタ投入でも尚物足りない。問題は構成だ。DSCH[投票(1)]
★4私はあなたのニグロではない(2016/米=仏=ベルギー=スイス)確かに良くはなったがそれはそっちの言い分で在るべきには程遠いがどうすりゃいいかの答はない。ただ、失った同時代人に対し果てしない苦渋と悔恨があるだけ。その静かで冷たい鎮魂的な語り口は何故かゴダールの悟りに近似する。引用もエキサイティング。サイモン64[投票(1)]