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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/109)

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★4オーバー・フェンス(2016/日)彼女のスイッチが入るのが早すぎ、いくら何でももう無理やろ思う彼がそれでも腐れ縁的に関係を続けるには描写が足りない。山下は女が描けぬのだと思う。しかし、一方でこのレア環境に置かれた男たちの沸点臨界で尚冷めた関係。そのざらつきはたまらない。jollyjoker, セント, 水那岐[投票(3)]
★4キッスで殺せ(1955/米)フィルムノワールかと思いきやストーリー展開が後半加速し枠を逸脱していく。原作にアルドリッチが加味した部分はマッカーシズムや核への警鐘というより既成枠を解体したアナーキズムそのものだが、それに意図的でないらしいのが映画史上の玉手箱なのだ。おーい粗茶[投票(1)]
★4ロマンス(2015/日)自分探しとかではなく失われたと思い込んでた過去を見つける旅路である点に於いて『四十九日』と通底すると言うかこれしかないんかとさえ思わせたが、臨界線上の男を描く腰の座りが優子の「ま、いいか」的開き直りと共振する。確かにそんなもんだと思う。水那岐, jollyjoker, ぽんしゅう[投票(3)]
★520センチュリー・ウーマン(2016/米)オール・アバウトおっ母さん映画に有がちな過剰な思いの吐露を巧みに避けた伝承的で説話的な語り口が良い。登場人物4人のプロフィールがまんま時代の映し鏡になる。のべつまくなしな喫煙やSEXや喧嘩だが、そういう時代だったとの冷静な回顧に徹している。ぽんしゅう[投票(1)]
★4彼女の人生は間違いじゃない(2017/日)止め処ない空虚や埋めきれぬ寂寥や為す術ない孤独に纏めて晒された時に病気にもなれぬならぶち壊すしかない。閉塞された日常を行方を喪失した自分自身を分った風な世間の常識を。全篇死んだ目をした彼女が終盤の回想で感情を吐露して嗚咽する。シュアな構成。ぽんしゅう[投票(1)]
★5そこのみにて光輝く(2013/日)人は救い難い状況の人たちに接することはあっても寄り添い続けることはできない。綾野のトラウマは方便としの機能しか為さぬがそれでもいいのだ。一方で姉弟の映画として一切の直載な会話を廃し尚切ないまでの想いが迸っている。空気まで演出し得ている。jollyjoker, 緑雨, tredair, MSRkbほか8 名[投票(8)]
★5私が棄てた女(1969/日)棄てたのは、過去や階級であり親兄弟や自分史であるという自己反省と自己憐憫の高踏的語り口の彼方から、枠を撃ち抜き自走し始める奇跡の天使小林トシエのキャスティングこそ総て。それだけに、敢えて理に落ちたラストのパートカラーは余分だった。寒山, 水那岐[投票(2)]
★4恋人たち(2015/日)男2人の挿話は真摯なのだが最重要と思われる再生への契機や起点が描かれないので判ったような判らないような釈然としなさだ。橋梁検査という職も若干狙った感がある。一方で主婦の原エネルギーは作為をふっ飛ばしただ存在し得ている。今村映画のように。jollyjoker, pinkmoon, 水那岐[投票(3)]
★3インヒアレント・ヴァイス(2014/米)ウィルソン登壇辺りから流れを見失い気が付けば終盤だった。そういう迷宮世界の混沌に酩酊する物語だとしても、キャストの鮮度落ちの熟成が足りなく生腐りで旨み成分が出てない。天使のようなキャサリンちゃん再登場で覚醒したが物語は終わってた。週一本[投票(1)]
★4妖婆・死棺の呪い(1967/露)牧歌的世界の怪異小話としてパラジャーノフ的くすんだ原色が味わい深く、まあ悪くないと嘗めていると、やがて始まる3夜の祈祷が夜毎に凄みを増して行き一種のカタストロフィにまで達してしまう。驚天動地の弾け具合。寒山, ぽんしゅう[投票(2)]
★3ジョン・ウィック:チャプター2(2017/米)只管に襲われ撃退するの反復は今回キアヌが鈍重だということを前提に殺陣が組まれドタバタと重戦車よろしくぶち当たり1人当たり2、3発撃ちこみ脳天に1発で止めます。ろくなストーリーラインが無いからアホが純化され絶対映画の域に達してる…かも。jollyjoker[投票(1)]
★4アンダーグラウンド(1995/独=仏=ハンガリー)常識や倫理を微妙に逆なでし続ける圧倒的エネルギーと狂騒に為す術無く流されるのだが、それが国家が解体される混沌の民族史観と重なる酩酊。祖国と家族という2面的な喪失の哀感は太いシュールと熱いユーモアで上塗りされる。巨視感漂う民族史的大河ドラマ。DSCH, セント[投票(2)]
★4哭声 コクソン(2016/韓国=米)前2作に比べ急旋回だが喪失への身悶える哀惜感は一貫。終盤これでもかと引っ張る信じるか否かの煩悶。判らぬままに人はそれでも決めねばならぬが判らぬでは済まない。だがその結果は往々にして最悪路を選択してしまうのだ。御詠歌のような諦念に充ちている。DSCH, 3819695[投票(2)]
★5ジャズ大名(1986/日)映画とはカットが絶妙なリズムで紡ぎ上げられ産まれる快楽の止め処ない連鎖であることを思い知らされる。支離滅裂が殆どシュールの域に到達する終盤の一大狂熱!限定セットを逆手に取って迷宮を現出させる錬金術師喜八。終わったかに思えた晩年の狂歌。ぽんしゅう, ゑぎ, DSCH, tkcrowsほか6 名[投票(6)]
★5未来よ こんにちは(2016/仏=独)怪物化を経て不思議ちゃんおばさんとして余裕のフィルモグラフィを重ねるユペールの到達点。不運・不幸の釣瓶打ちに少し枕を濡らしたとしても前を向いて又歩きだす。能面のような無表情の天然は唯一。母親役のスコブもいい。この人も一種の怪物です。ぽんしゅう, 3819695[投票(2)]
★3カフェ・ソサエティ(2016/米)一種の批評精神に独特の諧謔嗜好が加わるアレン掌中の語りは影を潜めメロウな情に流れる。他者を語るにシニカルな奴の自己愛は無様。初期『マンハッタン』と同質でも技法のエッジは消失。ストラーロとの初タッグもデジタルの平板さだけが浮き上がる。ぽんしゅう[投票(1)]
★5お嬢さん(2016/韓国)どんでん返し構造のみならず清順仕様かと見紛うキッチュお下劣意匠と濃厚濡れ場と異様な変態日本語によるパラレルワールド感が混然となり怒涛のように押し寄せる。しかし混濁世界から彼女たちは飛翔するのだ。一方男たちは地獄の底でのたうち死滅する。disjunctive, ゑぎ, ぽんしゅう, セント[投票(4)]
★4ありがとう、トニ・エルドマン(2016/独=オーストリア)働く女性の孤独や周辺事情を描き見栄も嘘も無い。父親は奇矯アプローチで娘を慮るが愛は安売りしない。映画が拘るのは錯綜した感情が醸す空気。顛末の後に彼女は父の真似をしてみるが世界は何も変わらない。変わらなくっていいという全肯定が世界を充足する。jollyjoker, 寒山, セント[投票(3)]
★5酔拳2(1994/香港)仕掛けで見せるのでなく功夫技のみを純粋に追求したジャッキー源流の集大成。脚本・演出ともに奇を衒ったとこは一切無く年齢ギリで臨んで彼が残した恒久遺産だと思う。酔拳の「酔」に拘りそれが自壊技であったことも押さえる。若い継母も好アクセント。ペンクロフ[投票(1)]
★5五日物語‐3つの王国と3人の女(2015/伊=仏)又かの中世奇譚だが性根が据ってる。子供・若返り・王子という女の3大願望を描き打ち砕くが意地悪目線ばかりでもない。艱難辛苦を乗り越えた彼女が凛々しく変貌し男どもは喜々として彼女の前にひれ伏す惜しみない女性賛歌でもある。カメラオペも秀でてる。マカロン[投票(1)]