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けにろんさんの人気コメント: 更新順(1/119)

人気コメント投票者
★3多十郎殉愛記(2019/日)荒んだノンポリ侍が殉ずるほどの愛に見えないし、勤皇佐幕の軋轢を半端に持ち出すのも視点がぶれる。耐えて抑えた気持ちが爆裂するようなパッションに遠く終盤の大立ち回りも寸止め。東映京都の出来合い感も安く萎える気持ちの目覚ましは多部ちゃんのみ。水那岐[投票(1)]
★4ザ・バニシング 消失(1988/仏=オランダ)些細な日常の間断ない断片の隙間に挟まれる凶事と、ナンパが下手な快楽殺人者に訪れる一瞬の僥倖が明度の高いクリアな陽光下でシンクロする。往還する時制は鮮やかな一方で対峙のときは唐突に来る衒いない無骨。ただ正直この選択の顛末は無理筋ちゃうやろか。濡れ鼠[投票(1)]
★3ファム・ファタール(2002/仏)ドーンとタイトル「ファム・ファタール」と構えた割には所詮デ・パルマに本質を衝いたものが出来るはずもなく、自走する女優に救われる可能性もあったろうがレベッカ嬢に魅力もオーラも無い。さすれば出歯亀バンデラスも全く立つ瀬がなく気の毒。濡れ鼠, 町田[投票(2)]
★3アジョシ(2010/韓国)主人公と少女の関係が表面上ベタついていないのが救いなのだが、結局、心根ではメロウな野郎であることが嘘臭い。ゲスな兄弟とその配下の超プロなタイ人傭兵という敵キャラ配置も最早見飽きた感がある。警察の介入も半端。常に止めを刺す殺陣が若干新鮮。DSCH, セント[投票(2)]
★4ザ・ウォーカー(2010/米)運ぶ男と奪う男。逃げる女と追う男。シンプルなテーゼを事後の虚無的な荒廃世界に描きマカロニウエスタンの復刻として堂に入っている。ヒューズ兄弟の演出はそれなりに抑制され、あざとさ臨界ギリギリ線上。老夫婦宅の攻防の長回しはご愛嬌か。disjunctive, DSCH, HW, きわほか6 名[投票(6)]
★4やわらかい手(2007/ベルギー=ルクセンブルク=英=独=仏)孫の為という日常思考から出発し、やがては安寧な飼い慣らされた日常から飛翔する婆さん。些か嘘っぽい話に真実味を付与するキャスティング。フェイスフルも絶対条件だったろうがマイノロヴィッチこそ俺の理想。年増趣味なわけじゃないが。disjunctive, 水那岐, ぽんしゅう, わっこほか5 名[投票(5)]
★5わたしは、ダニエル・ブレイク(2016/英=仏=ベルギー)迷走するシステムの狭間で窒息しかける当たり前の尊厳。声を上げない慣らされた我々にローチは声を上げようと言う。食糧配給所のシーン。彼女がいきなり缶詰を開けて貪り食う。奇矯な行為だが、それを奇矯と感じさせない真実と共感を映画は内包している。ロープブレーク, disjunctive, ----, 3819695ほか7 名[投票(7)]
★4瞼の母(1962/日)序盤は緩いのだが、忠太郎が江戸入りしてからは神懸り的に締まってくる。特に浪花沢村木暮と3連チャンされる錦之助との相対芝居はローアングル・ワイド構図・長回しの圧縮濃度に演技が拮抗し国宝級。だが終盤は又如何にもな唐突。寒山, ぽんしゅう, 直人[投票(3)]
★4イコライザー(2014/米)全ての男どもが思い描く夢の最大公約数を具現化するに全く躊躇せず工芸品を愛しむように丹念に磨き上げられた世界。この微妙な過剰さの匙加減がフークワの特質だろう。終盤のそこまでいっちゃう的展開も違和感ない。役者陣も又か感を感じさせない顔ぶれ。DSCH, ゑぎ[投票(2)]
★4葛城事件(2016/日)何かを掛け違えたまま年月が経ち狂いが増幅された時にもう取り返しはつかない。個々には皆悪くないのに…などと映画は口が裂けても言う気ない。何奴も此奴も救い難く駄目人間だと細緻リアリズムを塗して叩き付ける。聞きたくない正論。友和は主演賞もの。死ぬまでシネマ, セント, ぽんしゅう[投票(3)]
★5ROMA/ローマ(2018/メキシコ=米)映画のフォルムや時代設定に連関するギミックを縦横に駆使して厭らしいくらいに行き届いた60年代イタリア映画的な芳香。階級崩壊の予兆とノスタルジアは立ち位置の微妙を糊塗する。終盤の2つの顛末描写の圧倒的力業と女性賛歌の前に我々は平伏すしかない。まー, ぽんしゅう[投票(2)]
★3麻雀放浪記2020(2019/日)大して意味無さげな時制の往還は廉価な作りを曝け出しの熱々しゃぶしゃぶ&目玉焼き素手喰いを激しく空転させる。そして又かのゲームと地下アイドルの矮小化された世界に収斂・閉塞される芸の無さ。安手のコピーに終始する演者の中ももだけは買い。水那岐[投票(1)]
★4ジェーン・ドウの解剖(2016/英)黒魔術とか魔女とかは食傷ネタだが解剖という薬味が加わると映画は新鮮さを取り戻す。一見掛け合わせ最悪にしか思えぬ配合が思わぬまろみと旨味を引き出した料理みたい。美術パートの踏ん張りで、基本CGには依存していないと思われる。そのへんも好感度大。DSCH, まー[投票(2)]
★4パニック・ルーム(2002/米)北北西』的タイトルも『フレンジー』的長廻しも今風なヒッチ風味で嬉しく、ウィティカーの男気に50年代アメリカンノワールの匂いを嗅ぐ。「パニックルーム」という如何にもな設定は後方に追われオーソドックスの安定感が好ましいスリラーの佳作。濡れ鼠, kiona, kaki, Carol Anneほか9 名[投票(9)]
★4ザ・プレデター(2018/米)人間とプレデター双方が内輪揉めしてる展開が先行きの定まらぬまったリズムで、そこに発達障害やPTSDをぶち込んでシェーン・ブラック的緩い停滞が蔓延する。が、しかし、終盤で俄かに男の死に様美学祭りと化しゆく振り切れ。それは一種祝祭的なほど。がちお[投票(1)]
★3レディ・プレイヤー1(2018/米)貧民層が揃ってVRゲームに打ち興じ富裕層のシナリオに従順であるということは薬を打たれ売春するのと変わりないってことは善良なスピルバーグは考えもしない。興じさせる手を全身全霊で構築する。でも結局デジタルでない第3の想いこそが最も胸を打つ。がちお, 死ぬまでシネマ, 寒山[投票(3)]
★4未知との遭遇(1977/米)メキシコの砂漠から幕を開けた映画は世界各地の異変を大スケールで点描し続けるのに結局、物語は局地的なマニア集団に収束される。所謂普通の人々は殆ど登場しないという超絶に閉じた世界観。或る意味で作家性をこれ程打ち出した大作も珍しい。UFOは圧巻。ナム太郎, ロープブレーク, 3819695[投票(3)]
★4悲しみは女だけに(1958/日)戦後の困窮時代とピカ残滓ある場所で家族は崩壊しつつある。差し込まれた異物絹代はギャグ寸前のズレを発散しつつ見守る立場なのだが、非難や嫌悪や傲慢の欠片もない菩薩のような慈愛を静かに発散し一家は軌道に戻る。新藤の理想化された姉への憧憬。寒山[投票(1)]
★4座頭市物語(1962/日)歴史の伝承の片隅に記されただけの傑物たちのひとときの相克と共振。後のアクロバティックな市の居合いはまだ無く地味なリアリズムが全編に漂う虚無感を全うさせている。それを一方で負って立つ天知茂の傍流的な役者としての立ち位置がまた絶妙なのだ。水那岐, ぽんしゅう[投票(2)]
★4アトミック・ブロンド(2017/米)素人なりに殺陣を熟すセロンの踏張りに好感を持つが惜しむらくは捌き下手による展開のもたつき。脇キャラへの傾倒がマカヴォイを霞ませる。一方で突出する演出の拘りは階段アクションの長回しと驚愕のカースタントに結実。そして鮮やか過ぎるラスト。DSCH, 3819695, おーい粗茶[投票(3)]