アルフォンソ・キュアロンは『トゥモロー・ワールド』しか見てませんが、ビジュアル・インパクト優先という印象はさらに強くなりました。

尺が短いのは、ほぼCGらしいので予算やスケジュールの制約もあったのかもしれません。 極限状況の中でこそ浮かび上がる＜生きることの素晴らしさ＞に胸打たれたのも事実ですが、だからこそライアン博士が子供を失った過去についてセリフだけで済ましちゃったのはいかにも片手落ちというかんじ。

もともと宇宙空間での映像ありきだと思うので無いものねだりかもしれませんが、ダニー・ボイルの『127時間』みたいな描き方（あざとい映像ギミックは別にして、人生の走馬燈的回想シーンを挟むところ）もアリだと思うので。。。

予期せぬアクシデントが次から次へと起こるたびに、手に汗握りながらも「そっちじゃないだろ！」と思ってしまいました。

追記：スピンオフ動画が良くできていて、これまたウルっときますね。 http://www.youtube.com/watch?v=quPQl-2aXcE