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[コメント] ゴッドファーザーPARTII(1974/米)

ビトーのシーンに切り替わるたびに鳥肌と涙が。
ざいあす

前作超えてますね。

前作も文句なし5点ですが。これは6点でもいい圧倒的なインパクト。 やはり、若きビトーと現代のマイケルを交互に描いた構成が秀逸。ファミリーのボスとして修羅と化したマイケルが孤独を深めていく様はひたすらクールに。そしてビトーのシーンでは、ノスタルジックな画面の色調に哀愁のメロディが流れて叙情感が極まる。音楽の多い映画は嫌いなはずなのに、なんだか涙がこみあげてくる。 しかし、観終わった後はノスタルジックな感傷よりも、どうしようもない寂寥感が突き刺さる。

何度観ても感動する。長さを感じない。吹き替えの日本語版も好き。むかし民放で見た吹き替え版が刷り込まれちゃってて、ビトーと大家のやりとりや査問委員会でのハゲおやじのくだりなど声優さんのセリフが自然と浮かんできちゃう。キューバ革命のさなか、マイケルがフレドを抱きしめて言い放つセリフなど日本語版の方が良かったりする。(野沢那智だっけ?あそこは兄弟の葛藤を描くヤマ場だったのでもっと掘り下げてもらってもと思うのだが。)

デニーロは演技もすごいのだが、若き日のイイ男ぶりにホレボレする。田村正和でも見ているようなキメぶりだ。パチーノも、しゃべってない時のしぐさや表情に引き付けられた。

3部作を続けて観るとさらに感動が深まりますね。体ボロボロになるけど。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (6 人)けにろん[*] りかちゅ[*] chokobo[*] トシ スパルタのキツネ[*] 甘崎庵[*]

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