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[コメント] ジェニファー8(1992/米)

アンディ・ガルシアのカッコ良さを堪能できる。ランスのデニム・ジャケット、「ミレニアム」と同じじゃないの?
ざいあす

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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いつも的外れなワシの勘では、ラストのチョイ前を編集カットされたのでは。

だってあんまりに唐突なんだもん。その結末はアリとしても、その前に彼女は犯人と接触してたんだから当然気づいただろうし、そのシーンと対抗策を考えるシーンがあってもおかしくない。たぶん、上映時間が2時間越えちゃったのでプロデューサーに切られたとか、予算上撮影できなかったとか、何か理由があったに違いない。

つーわけで、なんか腑に落ちないラストでしたが、そこまではリリカルなムード漂うサスペンスがいいかんじ。アンディ・ガルシアは、抑えてささやくように喋る所と、いきなり情感たぎらせてキレる所のコントラストが絶妙。ユマ・サーマンもはかなげで美しい。しかし、あの裸は顔入れた引きの絵がなかったから吹き替えぽいぞ。妙に巨乳だし。

それから、ジョン・マルコビッチ。アンディとの対決シーンはさすがのパフォーマンス。思わずアンディが犯人かよってだまされそうになる。 しかも、あの管理人!マルコビッチそっくりじゃん。二役やってるのかと思ったぞ。

暗いサスペンスムードたっぷりの音楽と、抑えた色調の絵も良かった。たぶんこの監督は、脚本も書いてるので、当初は思い入れたっぷりに3時間を越える本を書いていた、と好意的に解釈します。だって、アンディの「過去」のことや、二人が結ばれるところの細かい描写もなかったもん。

(評価:★4)

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