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[コメント] ユメ十夜(2006/日)

原作読んでないんだが、一応原作順らしい。当然原作なんぞブッ飛ばしてるんだろうけど、十話(夜)間の構成(流れ)が良く出来ていた。第六夜に爆笑したが崑ちゃんの第二夜も好き。総合で☆3.7点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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追伸) 「この映画を理解するには原作を読め!」by ペペロンチーノ。ペペさんのいう通りに、思わず久し振りに漱石を(そしてはじめて「夢十夜」を)手にとってみた。以下、原作ネタばれあり。

第四・五・八夜の換骨奪胎振りは感心するが、原作読んでもうちょっと<漱石>が観たかった気がした。特に第八夜は、床屋に入った「自分」が、首を動かせない不自由な状態で何とか色々なものを見ようとして、最後刈り終わった後に床屋の外の金魚屋をじっと見てみたら今度は全く動かなかった、という非常に奥の深いモチーフに思われるのに、全くそのテイストを残してないのは悔やまれる。藤岡 弘、が笑わせてくれるとしてもだよ。

そして逆に第二・六・七・十夜の原作忠実振りにも驚いた。特にあの第六夜!見事。

(評価:★3)

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