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[コメント] カルメン純情す(1952/日)

東京に戻ると目を白黒させるドタバタが待っていた。☆3.5点。
死ぬまでシネマ

ゲージツ家須藤の結婚話にカルメン(高峰秀子)が闘牛宜しく突っ込んじゃったカタチ。カルメンのオツムを嗤うゲージツ家須藤(若原雅夫)だが、現代(アプレ)青年を気取っているお前等が一番オカシイわい。カルメンは丸で寅さんの様に、妹分の面倒を見たり恋に身をやつしたりする。そのカルメンを上手く利用しようとしてオカシな事になっていく歯車。原爆の記憶から逃れられず、しかし平気で口に出す事で生きていこうとする東山千栄子が頼もしい。

代議士になろうとする者(髭の生えたオバサン)。それを野次る女性を捨てた共産党シンパ。ほいほいと応援演説するノンポリゲージツ家。ま兎も角、庶民の手元に政治が接近してた様にも見える。「君が代」を歌いきったのはマイッタ。

時折見せるロケ撮影が、1950年代初頭の東京を記録して意義深い。カメラのおかしな構図や動きはご愛嬌としても、シーン変換時のエフェクトが面白い。

最後に「第二部 完」と。3部作構想だったらしい。最後にカルメンはどう地上に降り立ったのだろう。

(評価:★3)

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