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[コメント] 最後の忠臣蔵(2010/日)

基本的には悪くないが、もう少し突っ込んで欲しかった部分が少なからずあり、結果として残念な出来。☆3.5点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
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桜庭ななみが不安定な生娘の心情を表現しており見事。世間に憧れる箱入り娘、死を厭わぬ恋に憧れたり、忠実な歳上の男性を翻弄して(自分を試して)みたり。

しかしそれ故に尚更語り足りない部分が勿体無い。可音(桜庭)は今迄は自分の身分や、瀬尾孫左衛門との関係をどう理解してきたのか、嫁がねばならぬ宿命をどう受け容れたのか。茶屋の倅(山本耕史)は眼中に無いのかも知れないが、現代の観客にとっては彼への想いの変化等、もう少し時間を割いて欲しかった。

孫左(役所広司)は、不器用な程誠実な男が充分表現出来ていたと思う。可音の今後を託す茶屋父子にもう少し圧力を掛ける場面があっても良かったかも。

もう一つ残念だったのは寺坂吉右衛門(佐藤浩市)の描き方。頑なに忠義を通し切腹した孫左に対し、生きる道を選ぶ吉右衛門を、好対照となるようもう少し丁寧に描いて欲しかった。

(評価:★3)

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