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[コメント] 一命(2011/日)

同じ原作で描かれた「仲代三國丹波」版では、あれ程の緊迫感と武士道への強烈な疑義があったのに、本作ではそもそも主人公の論理に観客が尾いていけなくなっている。これではいけない。☆3.6点。
死ぬまでシネマ

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青木崇高も野性味を持ったいい男なのに、やはり相手が怪物丹波哲郎だと、どうにも若造にしか見えないのが残念だ。

海老は声は良いが、どうしても見せ所で台詞が歌舞伎調になってしまうので萎えた。表現に緩急がなく、とても婿を非業の死で失った初老の侍には見えない。これも仲代と比べるとまだまだ差があり過ぎる。

満島ひかりは映画全体の為にワザと淡白で工夫のない演技に徹していたのは解った。仕事はした訳だから、パッとしなかったのは彼女に関しては監督の所為だろう。

(評価:★3)

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