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[コメント] ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012/日)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は悲しい映画だ。だって観た時は面白いのに、批評しようとすると悪い言葉ばかりが浮かんでくるんだもの。☆3.6点。
死ぬまでシネマ

旧シリーズをなぞった『』、或る程度なぞった上で変化してきた『』、そして今回はガラリと変えてきた。冒頭の映像も最初の印象は悪く無い。しかし思い返して見て、じゃあいい表現だったのかと言うとそうでも無い気がしてくる(映像的にグルグル回してばかりで解りにくい)。

新劇場版』になってreviewが書き辛いったら無い。ハナシがよく解らんのだ。なのでWikiなど引き引きφ(。_。;)メモメモして確認するのだが、はーそんな話でしたか、とWikiに教わってばかり。映画を見ただけではハナシが理解出来ないってどーなのかと思う。

世界が訳の分からない異常な怪物に襲われている。人類も訳の分からない組織を作り、訳の分からない兵器で対抗している。それはいい。主人公の少年が突然召喚され、本人の意思を無視して実戦投入される理不尽。それもいい。こうした不可解さが、暗喩として観客に様々な事を想起させた。不条理劇万歳だ。しかし『新劇場版』の不快さは、作劇上の不可解でも理不尽でもない。ただの庵野の独りよがり、「不親切」なのだ。

14年経ってました浦島ン状態も、14歳x2は如何なものか。4-5年で良かったのでは無いだろうか。14歳の瞬間が「14歳」なのに、永遠の14歳じゃこれ詰まりキルド×やんけ! 今度のシンジ君には説明してやれよ時間あったろうに。これでは戸惑って当然だろう。

大体庵野の映画は変に別作品が浮かび過ぎる。オマージュでも無いイヤラシーイ匂わせ方で、「実在の他作品とは関係ありません。浮かんだのはアンタの勝手」という態度が気に喰わん。ポカポカしちゃるぞ!

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)Orpheus

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