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[コメント] 野火(2015/日)

深い緑と濃紺の闇は、死の涼しさを表現しても熱帯の蒸し暑さと渇きを表現出来てない様に思われた。☆3.6点。
死ぬまでシネマ

その辺りはウォン=カーウァイ監督を観習って貰いたい。

日本軍はインドシナの、或いは南方の島々のあちらこちらで、この様な無意味且つ絶望的な死の彷徨を繰り広げていた。その深い森、どん詰まりの崖や海、開けた道には米軍、時折見かける友軍の朽ちた遺体、或いは森の中に奇妙に存在する日本人敗残兵と屍体の街道、そういった空間の表現は前作('59年/市川 崑監督)の方が遥かに優っていた様に思う。

本作の方が主観的、或いは詩的な表現だと思われるが、それは或いは時代という已むを得ない事情なのか。それとも積極的な意味があるのか。自身の顔をアップで撮って表現するというのは度胸がある事だ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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