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[コメント] ボーダーライン(2015/米)

トラフィック』('00年/S.ソダーバーグ監督)に続いてメキシコカルテルとの麻薬"戦争"を描く。☆3.8点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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異常な緊張感が続くが物語としては単調で、事情が解らない者にとってはケイト(エミリー=ブラント)が何をしているのか、判り辛い。でも当の彼女自身も同じ事を言っているので、ヒロインと同じく文句を言えずにミッション(映画)は進行してゆく。

最後はデル=トロ個人のスキルに頼った作戦とは…、というか、デル=トロ(役名:アレハンドロ)の個人的復讐に米政府が協力するのか?というか…、win winならいいのか。

     ◆     ◆     ◆

申し訳ない話だが、アクションであったり事件ものであったり、首を絞める映画は幾つもあるが、本当に絞めてるかについ注目してしまう。本当に絞めると程なく顔は真っ赤になる。その内浮腫んできて女優では美しいとは言えない状態になる。首には内出血痕がハッキリ残り、酷い場合は顔全体にも出る。勿論ちゃんと絞めてれば数秒で失神するし、場合によっては生命の危険がある。

記憶に残るのは『愛のコリーダ』('76)の藤 竜也は、確かに絞められていた。どの映画だったか満島ひかりも本当に絞められてて驚いた気がする。でも上記の理由で、映画だと順撮りしか出来なくなるから役者がOKでも出来ないんだよな。

この映画では絞めてなかった(絞めてる方の顔が真っ赤な始末)。「大丈夫か?」と訊かれるシーンで言い訳の様にうっすらとした指痕が示される。悪趣味で申し訳ないが、実際格闘シーンで首を「絞めない様に」気をつけると、途端に迫真味が落ちてしまうのだ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ペンクロフ[*]

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