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[コメント] 新聞記者(2019/日)

内閣情報操作室。☆3.7点。[Reviewでは情報と日本という点で妄想をアレコレ]
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







改めて思い出されるのは自殺した54歳の近畿財務局職員。そうだよな、やっぱり殺されたんだよな、と思う。マスコミも徹底追及出来なかったし、国民もその死を掬い上げなかった。

何故森友学園の籠池夫妻はマスコミに晒され、加計学園の加計孝太郎は殆ど映されないのか。日本獣医師会が反対している中で強行された獣医学部の新設も、そこに「お友だち」以上の「大義」がもしあるのなら、さもありなんという事になる。

思い返せばこの国ではおかしな事件が起きては時間の波にかき消される事が度々あった。防衛費がGNP1%を超えるかどうかの議論の際に、突如巻き起こったソ連極東基地の軍拡報道キャンペーン。小選挙区導入も、明らかに熱に浮かされていた。小泉純一郎がワンワンして無条件全面支持したイラク戦争の大義については、近年かの国でも映画が作られている。昭和天皇が死去した際の1億総自粛も思い起こされる。情報操作というべきか、国民は自分の身の丈にあった政治しか手に出来ないというべきか。隠された現実と言えば、韓国ではパチンコは禁止である。警察とベットリ癒着している日本では、21世紀に入り駅前に進出(規制緩和)した大型店の周りに、開店を待つ就労年齢ゾンビが大挙して群がっているのが現状だ。パチンコ振興議連・カジノ議連のメンバーを見るとあらあらあらだよ。IR法が待遠しい。

反権力を叫べば正義でも何でもない。学生運動しかり、オウム事件の時にも足元を掬われ深い傷を負った者が何人も居る。

死者という事で言えば安倍首相のお友だち、塩崎恭久と共に3人組と言われた中川昭一財務相の自殺は何とも奇妙な流れだった。これも何か特殊な事情があった気がしてならない。

     ◆     ◆     ◆

絶対権力と対するには個人では不可能に近い。第四権力と揶揄されようと、マスコミ各社の存在意義は大きい。エドワード=スノーデンの暴露によって、日本の情報当局も米国NSAと同様の情報収集を行なっている事が示唆された。詰まりあなた(一般国民)の情報はスパイされているのだ。

激しく乱高下するシム=ウンギョンの評価。基本的には演技(日本語?)は「棒」。残念だったのは大手新聞各社が後追い取材を始めていると聞いて勢いづき、「第2報で奴の実名出します!」「オK!」となっちゃった所。それは最終手段だろ、決死の覚悟の内部協力者をそんな簡単に切捨てるのかよ。演出の不手際が目立った。

(評価:★3)

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