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[コメント] 新聞記者(2019/日)

内閣情報操作室。☆3.7点。[Reviewでは情報と日本という点で妄想をアレコレ]
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







改めて思い出されるのは自殺した54歳の近畿財務局職員。そうだよな、やっぱり殺されたんだよな、と思う。マスコミも徹底追及出来なかったし、国民もその死を掬い上げなかった。

     ◆     ◆     ◆

絶対権力と対するには個人では不可能に近い。第四権力と揶揄されようと、マスコミ各社の存在意義は大きい。エドワード=スノーデンの暴露によって、日本の情報当局も米国NSAと同様の情報収集を行なっている事が示唆された。詰まりあなた(一般国民)の情報はスパイされているのだ。

激しく乱高下するシム=ウンギョンの評価。基本的には演技(日本語?)は「棒」。残念だったのは大手新聞各社が後追い取材を始めていると聞いて勢いづき、「第2報で奴の実名出します!」「オK!」となっちゃった所。それは最終手段だろ、決死の覚悟の内部協力者をそんな簡単に切捨てるのかよ。演出の不手際が目立った。

     ◆     ◆     ◆

この度、Reviewの一部を削除したいと思います。別に脅迫された訳でも何処かで炎上した訳でもないですが、私が世の中の<隠蔽>とか<歪曲>について感じてきた「印象」の幾つかをパラパラ書いて、それに対して面白いと思った方が投票も下さったのかと思いますが、<陰謀説>と「ニュースリテラシー(ネットリテラシー)」の関係は本当に危ういと感じたからです。わたしゃ子供の頃からTVのニュース見て「そんなワキャねーだろ」「また裏でやってるな」とか毒づいてたのですが、勿論予断が間違っていた事も多かったです。リテラシーとは「鵜呑みしない」「可能性としての<意図>を探る」事かと思ってます。だから色々な可能性を考えますが、それは自分の考えであり「あり得る<可能性>」であるという自覚が重要です。他人に語った時、相手が信じてくれる事に注意が必要です。リテラシー教育ってどうやってんですかね。日本の文科省の下でそれをやるのは至難の技、かと言って親には出来んだろ逆は出来ても…等と感じます。内調以前の問題として…。

(評価:★3)

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