[コメント] 蜜蜂と遠雷(2019/日)
早くも自らの才能が大きな壁となった松岡茉優。☆3.7点。
若き天才ピアニスト達の登竜門への挑戦。物語はシンプルであり、この淡白さは今年では『僕はイエス様が嫌い』に近い。
謂わば100m走の青春物語なのだから、想いの強さとひたむきさに観客を惹きつけられるか、という懐かしき王道だ。
そこに松岡茉優はどうなのか。『ちはやふる-結び』(2017)でかるたクィーンを演じ、『万引き家族』(2018)で腹に一物ある家族を演じた彼女は、既に手練手管に塗れている。勿論演奏中の演技はとても自分で弾いてるとは思えない(ママ)迫力に満ちた「顔芸」だったが、今の彼女に合った役柄は斉藤由貴の若い頃(回想シーン)辺りではないだろうか。
色々酷い事を言ってしまったが、勿論愛ゆえの言葉である。彼女の今後に期待する。
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