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[コメント] モンパルナスの灯(1958/仏)

芸術は「売れる」のか? 或いは こんな男のドコがいい? ☆3.5点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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何故こんな男が女にモテる、何故人々から愛される? なんか岩崎弥太郎(演香川照之)みたいな気持ちになったが、最後には龍馬みたいに夭折したから勘定は合うのでしょう。

モンパルナスとは花の巴里セーヌ左岸(14区)に位置する。同地区には、1920年代に巴里派と呼ばれる芸術家達が集まった。同じく芸術家の街として有名なモンマルトルはセーヌ対岸(18区)である。

自分の絵画の美に自信があるのなら、それを本当に理解した相手でないと売りたくない、という気持ちは理解出来る。その為に極貧生活や生命の危険に至る事もあっても良い。しかし映画を視ると、彼はそうでも無い様だ。ただの我儘なら自爆も止む無し。

     ◆     ◆     ◆

モンパルナスの灯』(原題:Montparnasse 19)のポスターは殆どでジェラール=フィリップの次にリリー=パルマーの名があるので、あれっアヌーク=エーメじゃなかったっけ?と思ったけど、その意趣返しなのかしらシネスケでは出演者リストにも載せてあげないと言うのは、余りにも可哀想では無いだろうか。

(評価:★3)

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