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[コメント] 不毛地帯(1976/日)

監督が挿入した「時代の声」ともいうべき幾つかのシーンは、今となっては却って「時代」というものの脆弱性を炙り出しているように思う。☆3.8点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
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即ち主人公が赤軍に追及される際に挿入される白馬に跨がるヒロヒト天皇のカットや、娘(秋吉久美子)による突然の父への追及の場面である。しかし馬鹿にするのではない。山本薩夫の作家性と意志を俺は支持する。

仲代達矢の型の如き演技は時代劇以外では中々使いづらいだろう、と思い続けて来たが、たとえ不正であろうと任務に忠実であろうとする「軍人」を演じさせた時、この人以外ではここまでの迫力は出せまい、と唸らざるを得なかった(唐沢のTVドラマは視てないが)。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ジョー・チップ Aさの

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