[コメント] クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾)
これは東洋版『ウェストサイド物語』であり東洋版『ロミオとジュリエット』だ。無論こちらの方が奥が深い。即ち・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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少年グループの対立の中で起きる悲劇。恋愛妄想気味の女の子(小明)に惹き込まれて,彼女を殺さざるを得なくなった元々は余り積極的でない純情少年(小四)。少年の心の機微が繊細に描かれている。何時の時代も憎しみは,所有欲と羨望と,不公平感から起こる。この映画では一つは縄張りであり,もう一つは恋愛だ。もう一つの軸として描かれるのは,真面目故に社会から疎外されるお父さんとそれでも彼と生きていこうとする家族。
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