と公開当時は皆怒っただろうなぁ。最早有名な話だが。

「前作」と較べて物語・演出・音楽全てが明快で、冒頭から一気にエンターテイメント色を押し出している。最初それに不安を抱いたが、「汚い男」イーライ=ウォーラックの魅力が弾けるにつれてのめり込んだ。

南北両軍が激突するシーンは３人の男の物語には不必要なだけにそのスケールのデカさに驚いた。そう見せる撮影上のテクニックを駆使しているらしいが。

しかし昔の男(人間)は強い。「良い男」だろうが「悪い男」だろうが「汚い男」だろうが、皆強いなぁ。見倣いたい。

やはり点が伸びなかったのは「悪い男」リー=ヴァン=クリフの描き方が足りない事。せめてクリフのシーンは削らないで欲しかった。３人の「良い男振り」「悪い男振り」「汚い男振り」を、もっとハッキリ描き分けて欲しかったなぁ。その証拠というか、元々の予告篇では「悪い男」と「汚い男」が逆なのには驚いた(これはただ単に作った予告篇監督(助監?)の勘違いですか??)。