面倒臭くて正直観るのを避けていた映画だった。「在日」の映画だからというより窪塚の映画だったからで、実際「在日」の映画だと知ったのは結構最近のこと。

で、視てみたら「観たら感じるだろうな」と思っていたヤな感じが全然無くて、それが結論としての「佳かった」に繋がった。山崎努・大竹しのぶ・山本太郎・萩原聖人…usw.という配役による影響も大きい。最近柴咲コウが結構お気に入りなんだけど、成る程この人は最初からこういう(=ダサい)人なのか、と腑に落ちた。問題の窪塚も同んなじで、この２人(の「流れ」)を理解する上で今回視られたのは本当に良かった。もっと早く視ても良かったかと言えばそうでもなく、このタイミングで視られた事も良かったんだと思う。こうなると窪塚の次の作品も観たくなってきた。

俺自身は桜井の「速攻拒否」の反応はマジ完全に理解できないけど、周囲にクソ野郎が居なかった訳ではないので「まぁそうなっちゃう奴も居んだろうな」とは思う。「在日」の事情はその当人によってもかなり違うしデリケートな問題だとは思うけど、韓国人(朝鮮人)・中国人とどう付き合うかが現在のテーマとなっている俺としては、その中で「在日」の事も見えて来んのかな、と思ってる。