[コメント] レイジング・ブル(1980/米)
エンターテインメントだ!デニーロアプローチ!(拍手)
これはボクシングも、何もかもがエンターテインメントだと言っている。この男の人生そのものがエンターテインメントだと。
これが実話であることは有名だが、見るものはロバート・デ・ニーロのあの嫉妬にかられた、いつでも暴力的なあの演技に注目し、いつのまにかその世界に引き込まれている。まるであるボクサーのドキュメンタリーを見ているような錯覚をおこしている。
ところがこれはエンターテインメントだ。映画だ。最後の字幕を見た瞬間「はっ!」とそのことに気づく。またまたスコセッシのワナにひっかかった気分。
『ゴッドファーザーPART2』でアカデミー助演男優賞を受賞していたデ・ニーロは『タクシー・ドライバー』と『ディア・ハンター』で惜しくも主演男優賞を逃していた。
この映画の太りようといったらとても人間業ではなく、狂気とも思える変身ぶりをみせて悲願の主演男優賞を獲得した。
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