[コメント] クワイエットルームにようこそ(2007/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
正直申しまして笑えませんでした。
いや”笑う”シーンはたくさんあったのですが、それは作者の意図であり、宮藤官九郎の乗りであり妻夫木聡の好演によるものなのでしょうが、どうも内田 有紀にこの役をやらせてしまったキャスティングに問題があったのではないでしょうか?
スゴイ話ではありますが、クドカンのようなノリにならない作者の性質(性格)が少しダメダメでしたね。
もっと違う方向がいいと思いました。
2009/05/04
再度、鑑賞しました。
大変厳しい映画だと思いました。
女性。
それはひとの源ですね。そんな女性が集まる病棟で色々なキャラが混じり合いますね。女性が生きているということは、そこから生まれいずる命を生みだす力を備えているということですね。
そんな自然の作業を普通に行うことすら難しい世の中になってしまったのでしょうか?
『カッコーの巣の上で』という映画を思い出しました。
この映画の主人公は、自らの犯罪を逃れるために意図的に狂います。そして運ばれた病院の非人間的な状態に挑戦し、自らの命を尽くします。
反面、この『クワイエットルームにようこそ』では、本当に自らの意識を変えようともがき苦しむ女性を書面からみつめています。
人の精神とは何なんでしょう?
この主人公の女性は、あることをきっかけに自らの精神(意識)をコントロールすることができなくなり破滅してゆきます。
そして運ばれた病院で暴れまくり”クワイエットルーム”に入ります。
生きることの怖さ。それは、我々もいつかこの部屋に入る日が来るのではないかという怖さ。
しかも、女性がこのような環境に追いやられるとは、信じがたいお話です。
感動する余地すら与えない、恐ろしい映画でしたね。怖かった。
2009/05/17
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