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[コメント] アイアンマン2(2010/米)

ミッキー・ロークがんばってるよなぁ。(2011/04/04)
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







レスラー』という映画で不器用で人情味の熱い年老いたレスラーのお話を見せてもらって、ミッキー・ロークという人の開き直りとか、人生観を肌で感じることができてとても清々しかったんですよね。

私にとってのミッキー・ロークっていうと、やっぱり『天国の門』の衝撃的デビューだったり『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』でジョン・ローンとやりあったり、エンゼル・ハートで『ロバート・デ・ニーロ』に真っ向から突っ込んでゆく勇気だったりするのですが、この年(50代半ば)になって、こういう肉体派的な役にはまるってなかなか想像できないですね。彼の若いころのイメージからすると、とても想像つきません。

先日『白いドレスの女』という映画にも、少しチンピラっぽい役で出演していましたが、彼のそういう傷つきながらも人情味のある役回り、そして苦悩する青春像のようなものって、やっぱり時代を反映していたのかなーと思ったりするんですね。

この作品でも主人公や他の企業人の策略に貶められつつも、もともと兼ね備えている科学的能力を暴力で反発するという役柄になんとなく一抹の寂しさを覚えつつも、魅力を感じてしまいます。

もうひとつの驚きは、やはりスカーレット・ヨハンソンですね。

どうしちゃったんでしょう。

どうしても『ロスト・イン・トランスレーション』とか『マッチポイント』の彼女、そして子役時代の彼女をぼんやり見てきた者として、いつのまに彼女がアンジェリーナ・ジョリーみたいになっちゃったのか不思議でなりません。

でも、そんな驚きがこの映画には随所にあって、驚きと特殊効果の作品として評価できるのかもしれませんね。

参りました。

2011/04/04 自宅

(評価:★3)

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