子役の演技も素晴らしいんですけど、映画全体が淡々としていて、いかにも日本映画っぽく撮っています。

アニメを原作にしているようですが、実写で作る映画の世界はもっと純粋ですね。

この映画は優しさ滲み出てます。

それは主人公の家族であったり、ふと出会ったモデルのお母さんの存在であったりするんですが、最後に主人公のナレーションで

「みんなお母さんとお父さんなんじゃん」

みたいなコメントがあって、そういうシンプルな発想に魅力を感じますね。

まあ、ドラマとしては陳腐ですし、冷静になって考えればどうというお話でもないのですが、捨てられた子供の健気さとか、子供ながらに懸命になって考える姿だとかに魅力を感じますよね。

いい映画だと思います。

泣けましたね。