[コメント] 聯合艦隊司令長官 山本五十六(2011/日)
かなり良くできています。時代考証と五十六さんの人柄など、上手に描けていますね。役所広司さんの演技もいい。(2012/08/09)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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あまり期待しないで見たこともありますが、これ、かなりいいです。素晴らしい作品でした。
あやうく5点つけそうになりました。
淡々と描かれている映画ですが、山本五十六を軸に色々な人物が交差して、それが五十六さんの人柄を中心に描かれているところも素晴らしいと思います。
とかくこういう映画って会議のシーンとか戦闘シーンばかりが注目されがちですが、縁側でスイカを食べるシーンとか、会議室で将棋をうつシーンとか、おしるこ屋の少女にリボンを渡すシーンなど、外郭部分がとても魅力的に描かれていて面白かった。
特殊技術も素晴らしいですね。
戦闘シーンのリアルさ。
これは映画館で見るべき映画だったかもしれません。
山本五十六さんが三国同盟に反対し、あくまでも講和を目指そうとしていた点がくっきりと示されます。
新聞記者とのやりとりもいいですね。
家族のだんらんシーンもいい。
煮魚を子供たちによりわけて丁寧にしつけているところ。でも最後は鯛のお頭を食べなかった。そんな奥行きのあるシーンもいいですね。
戦後の人情とか、長岡で育った五十六さんの素性もほんのり示している。
連合艦隊の内部で意見が分かれ、赤城に搭乗していた斉藤司令官との静かなぶつかりあい、そして斉藤司令官が戦略に失敗してもそれを責めず、お茶漬けを食べる。
いいなあ。
こういうシーン大好き。
泣かせますね。
とても感動的でした。
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