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[コメント] おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)

「犬も食わない」という理由がよくわかりました。ロマン・ポランスキー万歳!(2012/08/22)
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







キャスティングがいいんですよ。

よくぞまぁこんな豪華キャストをそろえたものですね。ロマン・ポランスキーならではということでしょうか。素晴らしい作品だったと思います。

まずはこのドタバタぶり。

密室で展開されるこのドラマ。

冒頭のシーンは子供のけんかから始まりますね。これが最後を暗示しています。

この子供たちのけんかをめぐって、怪我をさせた方の夫婦と被害?に遭った夫婦が、密室で会話を始める。

それがいずれ口論になり、アルコールが入ってお互いがお互いの夫婦を罵り合ったり、男同士と女同士が味方になったり、めまぐるしく敵と味方がくっついたり離れたりする。そのうち本音がどんどん飛び出して、こどものけんかの話が大人同士の本音のけんかになってきて、話がどんどん複雑になってゆく。

そして、親同士がこのようなおろかなけんかをしている間にラストシーンで子供同士が仲直りしている、というお話。

個人的にはケイト・ウィンスレットが「オエーッ」としたシーンが大好きです。このシーンだけでもこの映画は価値があります。前代未聞の「オエーッ」でしたね。

もう感動しちゃいました。

もっと個人的なことを申しますと、私大昔からジョディ・フォスターの大ファンなんです。

子役の頃から注目して応援してきて、大スターになって、自ら監督までやるほどにビッグになった彼女が、ただの主婦を演じてしかも見苦しいほど悲惨な主婦を演じている。

おお!

なんという現実的な世界なのだろう。

(評価:★4)

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