[コメント] おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)
映画を見終った人むけのレビューです。
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キャスティングがいいんですよ。
よくぞまぁこんな豪華キャストをそろえたものですね。ロマン・ポランスキーならではということでしょうか。素晴らしい作品だったと思います。
まずはこのドタバタぶり。
密室で展開されるこのドラマ。
冒頭のシーンは子供のけんかから始まりますね。これが最後を暗示しています。
この子供たちのけんかをめぐって、怪我をさせた方の夫婦と被害?に遭った夫婦が、密室で会話を始める。
それがいずれ口論になり、アルコールが入ってお互いがお互いの夫婦を罵り合ったり、男同士と女同士が味方になったり、めまぐるしく敵と味方がくっついたり離れたりする。そのうち本音がどんどん飛び出して、こどものけんかの話が大人同士の本音のけんかになってきて、話がどんどん複雑になってゆく。
そして、親同士がこのようなおろかなけんかをしている間にラストシーンで子供同士が仲直りしている、というお話。
個人的にはケイト・ウィンスレットが「オエーッ」としたシーンが大好きです。このシーンだけでもこの映画は価値があります。前代未聞の「オエーッ」でしたね。
もう感動しちゃいました。
もっと個人的なことを申しますと、私大昔からジョディ・フォスターの大ファンなんです。
子役の頃から注目して応援してきて、大スターになって、自ら監督までやるほどにビッグになった彼女が、ただの主婦を演じてしかも見苦しいほど悲惨な主婦を演じている。
おお!
なんという現実的な世界なのだろう。
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