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[コメント] ダークナイト ライジング(2012/米=英)

陳腐な映画でした。(2012/07/28・吉祥寺オデヲン)
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いや前作の『ダークナイト』を映画館で観た連れから「すごい、すごい」と言われて、今回こそは劇場で・・・ということで、騙されました。

色々悩ましいところ満載ですが、やはりこのシリーズ、暗い背景(つまりはダーク)のもとで成立する映画であって、本作のように、のっけから明るいところでゴチャゴチャするシーンがなじまないのですね。

なんか違和感がありました。

バットマンが登場するシーンにでよなんにせよ、ちょっと明るすぎますね。こうもりが飛ぶ時間帯ではありません。

人物描写についてもいまいちですね。

だいだいゲイリー・オールドマンが刑事部長(本部長だったかな?)という前作からの設定も気に入らないのです。だって彼は『レオン』のあの狂気が良く似合う男です。善人ぶってバットマンにすがろうとするのも違和感があるし、具合が悪くて入院してたのに急に元気になって核爆弾を奪取しようとするなんて、ちょっと信じがたいですよ。

悪役のトム・ハーディってのは、ずいぶん自分のイメージから脱却したみたいですね。原型?をとどめてない。でもダースベイダーなんだよな所詮。受け売りです。

ということで、この映画の最大の失敗は企画もさることながら脚本がめちゃくちゃなところでしょう。

クリストファー・ノーランが妹のジョナサン・ノーランと組む、というパターンを構築しようとしているのでしょうが、過去の作品もちょっといまいちですね。

唯一よかったのはアン・ハサウェイのヒップぐらいかな。

がっかり。

(評価:★1)

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