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[コメント] シンシナティ・キッド(1965/米)

ギャンブルは嫌いじゃないけど、ここまでは無理。恋愛に偏りがあって、全体の構成がぶれてたんじゃないですかね。
chokobo

ノーマン・ジュイソンは学者で、アメリカやイギリスのショウビジネスを研究しつくして、今やハリウッドの重鎮となりました。そんな彼の初期の作品で、この映画は出世作ですね。

この作品が生まれた頃のアメリカ、そしてスティーブ・マックイーンもそうですが、アメリカンドリーム、いちかばちかの勝負と努力で瞬く間に出世してゆく姿はあこがれだったんですね。特にアメリカ人はこの類の映画に強く惹かれるんですね。

若いジュイソン作品で、勢いが余っているような映像で、対決する者の汗と汗、緊張感が良く表れてますが、男の勝負と中途半端な恋愛が、全体の構成にブレを生じているようにも思います。

(評価:★3)

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