[コメント] バットマン フォーエヴァー(1995/米)
リニューアルシリーズの中では最低。ティム・バートンが監督しないんだもん。
本作でバル・キルマーが必死になって前作までのブルース・ウェインを払拭しようと努力しているが、いかにも相手の役者が偉大すぎて太刀打ちできなかった、という構図である。
しかも脇役陣にもニコール・キッドマンやドリュー・バリモアを使い込んでくる豪華さで、これでは本人の努力だけでは如何ともしがたい。
ブルース・ウェインのキャラとは、普通に見える大金持ちという印象である。この点に限ればバル・キルマーでも十分こなしているようには見える。
さて今回ティム・バートンは製作サイドに徹しており、この後『バットマン』シリーズからは足を洗うことになるわけであるが、シリーズのスケールが拡大するにつれて当初の面影とインパクトが薄れていく。要するにティム・バートンとマイケル・キートンの『バットマン』だったということなのだろう。
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