[コメント] 丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日)
大衆演劇から生まれたようなこの感覚が、後に崇高な『人情紙風船』へと進化することなど想像できない。これが現存するということすら奇跡。
アテネ・フランセで上映されるくらいしか我々が目にすることはできないのだが、かような演劇手法を映像化できる人は当時この人しかいなかったはず。活動写真から映画へ。この過程の中、奇抜で大胆なアイデアで表現できる者が日本に存在したことが奇跡である。
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