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[コメント] ブレードランナー(1982/米)

この甘美な悪夢世界に酔っていたい。(05・6・02)
山本美容室

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 『ブレード・ランナー最終版』のDVDを見ました。持っていたのに間違えて中古で買ってしまったのです。再生できるかテストしていたのですが、ちゃんと出来ました。良かったなぁ。でもDVDにしてはあんまり画質が良くないのです。

 このDVDは、廃盤商品になっていますが、あわてて買わなくても良いかも知れません。2007年あたりに『未来世紀ブラジル』のようにコレクターズエディションで再発される予感がするのです。LDも持っているので古いバージョンと比較も出来るのですが面倒くさいのです。

 この映画は学生時代から何回も見たなぁ。2019年11月ロサンゼルス。いい設定だ。あと14年もある。SF映画としては息の長い作品ではないでしょうか。SF研究会では『ブレードランナー』の真似をよくやりました。

 どういうわけかハリソン・フォードではなくルトガー・ハウアーの方が人気者だった。“TIME TO DIE”あんなふうに死ねたら最高だと今でも思う。

 最終版は就職してから、同僚と会社帰りに劇場に観にいったなぁ。92年10月でした。この時の映画館もつぶれてしまいました。ピントが甘かったなぁ。リドリー・スコットが見たらなんて言っただろう。

 「現実と虚構の混ざり合った世界」ですね。「充実の上に」という看板。二次元の写真の中を三次元のように調べる事の出来る装置。「なにか…ぜ」という日本語らしき言語。酸性雨の降り続くロサンゼルス。人間以外の生物は絶滅してしまっている悪夢のような世界。

 ナレーションが無くなって映画は自由になったと思います。最終版が良いと思います。

(評価:★5)

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