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[コメント] ザッツ・エンタテインメント(1974/米)

最高に楽しいミュージカル映画の教科書だ。(05・6・13)
山本美容室

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 NHK衛星放送には感謝せなあかんね。なんでか言うたら『ザッツ・エンターテイメント・コレクターズ・ボックス』を見るキッカケをくれたからね。いつでも見れるいう気持ちはダメだね。まず「PART1」から吹替で見たよ。吹替と字幕の二本立て再生。慣れたら面白いし気にならんね。

 まずフランク・シナトラが出てきたなぁ。声は家弓家正。レプカに案内されながら楽しくミュージカルの世界で「現実逃避」やね。人生が辛い時は、ミュージカルに限ると思うよ。現実ばっかり考えてたら練炭買いに走らんといけなくなるからね。

 死にたくなったらミュージカル映画を見る。エスター・ウィリアムズの映画なんてアホそのものやもんなぁ。「PART1」ではジュディー・ガーランドの殆どの映画の断片が見られるのが嬉しいね。

「ガム・シスターズ」のお宝映像が観られるなんて「PART1」ええなぁ。娘のライザ・ミネリとか他のスターも精一杯明るく振舞ってるけど「闇の部分」を語らん所がええね。ライザは「母の最高傑作は『サマー・ストック』です」言うてるね。ジュディ・ガーランドの伝記「ジュディ・ガーランド」(キネマ旬報社)の第12章「MGMを追われて」に書いてある事なんやけど彼女は当時、精神的に参っていて会社を解雇されてるんやなぁ。本当に「ショウほど辛い商売はない」ね。

 この「PART1」は、MGMがジュディー・ガーランドに捧げた映画やないかなぁ。ソニーさん、今年中にMGM買収の手続きが終了するらしいね。200本近いミュージカル映画はよDVD化してや。それにしても古い映画でも、画質がメチャクチャええのには驚いたねぇ。

 補足 ジェームズ・スチュワートが案内役をするコーナーでは、歌うケーリー・グラントも見られて資料的価値の高い映画やなぁ。

(評価:★5)

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