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町田さんのコメント: 更新順

★5斬る(1968/日)日本一、面白い時代劇映画は何か?と問われれば答えに迷うかもしれない。しかし、日本一、男前な時代劇映画は何か、と聞かれたら即座にこう答えるだろう。それは岡本喜八の『斬る』だ、と。[投票(2)]
★4雁の寺(1962/日)けして取り戻せぬ母性に、けして羽ばたけぬ空に、少年僧慈念が抱いた両義的な感情を、川島雄三は時に馬鹿馬鹿しささえ感じさせる突飛なカメラ視点から追求、代弁する。便所と墓場のシーンは圧巻。 [review][投票(3)]
★5清作の妻(1965/日)これは断じて反戦映画などではない。一個の純愛映画である。エゴイズムに充ちた愛など単なる自己愛だ、という人がいるけれどエゴのカケラのない愛だって単なる自己陶酔じゃないか。『清作の妻』見やがれ、と云いたくなる、そんな作品。 [review][投票(3)]
★5江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者(1976/日)幾ら待っても明智は来ない。明日も来ない、かも知れない。 [review][投票(2)]
★1盲獣VS一寸法師(2001/日)映画未見の方にも読んでもらいたい、私的石井輝男論パート2:「私が石井監督に求めるもの」 [review][投票(3)]
★2フィルモア 最后のコンサート(1972/米)ハッタリ興行師ビル・グラハムの自慢話大会。スタンダードサイズの画を二つ無理矢理横に並べてのスコープサイズは意味不明だし、ライブ映像も撮るほうが美味しいとこ判ってないから退屈。JAなんて殆ど映ってないじゃん![投票]
★5無能の人(1991/日)「お父ちゃん、僕迎えに来たよ。」 [review][投票(2)]
★4リアリズムの宿(2003/日)全国のスロースターター募集!!<未経験者歓迎、免許不要、国籍不問、超短期OK、服装自由、食事補助あり> [review][投票(3)]
★3つげ義春ワールド ゲンセンカン主人(1993/日)「李さん一家」も「紅い花」も悪くはない、カメラ・美術に気合入りまくりの「ゲンセンカン主人」も見物だが、やはり最期の「池袋百点会」が最高である。タモリ倶楽部みたいな面子だが、かなりちゃんと映画してる。 [review][投票]
★2ねじ式(1998/日)俺だって石井輝男監督のファンの一人だけど、作り手と観客がここまで馴れ合ってしまったら映画はお終いだと思う。 [review][投票]
★3双生児(1999/日)何よりまず、乱歩文学に社会正義やヒューマニズムを持ち込むっていう、その思い付きが信じられない。そういう馬鹿げたことを、あの『鉄男』の塚本晋也がやってしまう、ってことがもっと信じられない。 [review][投票(2)]
★3セックス調査団(2001/独=米)アルバトロスらしい直截的な邦題は一般的な映画ファンの足を遠ざけてしまった感があるが、いやそれで良かったのだ・・・。銀座の劇場は仕事を抜け出した親父で一杯でした。 [review][投票(1)]
★4華氏911(2004/米)Smoke Marlboro,After Lucky Strike. [review][投票(9)]
★4ぼくは怖くない(2003/伊=スペイン=英)暗闇に目が慣れ始めた頃。ほんの少しだけ遠のいた、あの金色の麦畑を、もう一度、駆けてみる。(森本レオ風に) [review][投票(1)]
★3堕天使のパスポート(2002/英)日本には松本清張が居たし、横山秀夫が居る。この程度のサスペンスじゃもう驚けないし、それ以外の部分の魅力も薄い。オドレイ・トトゥの話す不器用な英語は、これを移民のリアルと見ることも出来ようが、全体的にはドラマの陳腐化に繋がってしまった気がする。 [review][投票(3)]
★5ある日、突然(2002/アルゼンチン=オランダ)なんと豊穣な画面。なんと雄弁な目配せ。孤独ってのは、独り部屋に篭ってるときに感じるあの生温さのことなんかじゃなく、近くに話せる人がたくさん居て隣には誰も居ないときに感じる、あの凍えるような寒さのことをいうのだ。それにしても、この映画を観ていると、映画に目新しさなんて不要だってことが嫌ってほど判る。[投票]
★2IZO(2004/日)いま一度殺害されるために、そして [review][投票(6)]
★4ドッグヴィル(2003/デンマーク=スウェーデン=仏=ノルウェー=オランダ=フィンランド=独=伊=日=米)前衛と呼ぶには余りにもレトロな手法で撮られた、今更といえば今更の、「自由の国の物語」。ドグマ95の手法を捨て置いてまで「今、俺が撮らねばならない」と、そう思えるトリアーの傲慢さは、俺は、愛すべき傲慢さだと思う。次のも、ちゃんと観てやるよ、トリアー。[投票(1)]
★5茶の味(2003/日)史上最小にして最高の達成感。その後味。確かめる茶の味。大袈裟に云うならばそれは「The Universe Of Tea」。我々、日本人の心に広がる宇宙です。 [review][投票(9)]
★2雲ながるる果てに(1953/日)画面画面は美しかったり印象的だったりするのだが、繋ぎがどうも不安体。アップ、ズーミング、パンニングの多用も煩い(しかも下手糞)。鶴田と木村の対比も弱いし、二人や山岡、高原・金子らのカラ元気がカラ元気にしか見えないのも痛い。テーマに寄り縋っただけのなんてことない映画と思う。[投票]