コメンテータ
ランキング
HELP

町田さんのコメント: 投票数順

★1野良猫ロック マシンアニマル(1970/日)根底に流れる中途半端な反戦意識が邪魔でしかたなくキャラの魅力も薄すぎ。音楽も全然駄目。[投票]
★3博奕打ち いのち札(1971/日)新しいことをやろうと言う気持ちは解るし大楠道代が良かったのでこの得点。天本英世の殺し屋からしてマニアックな作品だ。こんどは聖杯伝説の「トリスタンとイゾルデ」が下敷きなんだってさ。[投票]
★2彦六大いに笑ふ(1936/日)在日問題に言及するなど興味深い部分もありメインキャストらの演技も悪く無いが、余りにも舞台的で映画的活動性に欠けラストも随分と素っ気無かった。三島雅夫の酔漢演技は貴重。[投票]
★3婚約三羽烏(1937/日)フルショットの足元が覚束ないのと壁画の背景に影が映りこんでいるのを除けばとても良く出来たラブコメディ。佐分利の演じる三木とその許婚の関係が微笑ましい。[投票]
★2秀子の車掌さん(1941/日)子役時代の高峰主演。成瀬との初共演作。藤本真澄第二回製作作品。諸々の理由で上映機会の多い作品だが、どうも過剰な評価を受けている感がある。だって大して笑えないし、東健のカメラもやたら素人臭いじゃん。[投票]
★5赤垣源蔵(1938/日)花柳小菊が絡むシーンは全て面白いが特に最初の掛け軸の問答が好きだ。飲んだ暮れ浪人も阪妻にピッタリ。地味だが傑作。[投票]
★3江戸最後の日(1941/日)阪妻の勝海舟は大したことないし内容も単なる挙国一致プロパガンダなんだが石本秀雄のセンスのいい画と榎本孝明役の志村喬の名助演のお陰で退屈せずに済んだ。[投票]
★4戦國群盗傳(1937/日)徹底したリアリズム、惜しみないダイナミズム、貫かれる社会性。 紛れも無い東宝時代活劇の原典。 これを観てしまうと黒澤や喜八の見方が多少変わる。 全ての路は山中貞雄に通ず、である。[投票]
★2ドッペルゲンガー(2003/日)視点移動がヘタでスリラー的興奮度皆無。せっかく二つあるのだから主観カメラももっと使えばいいのに。画面分割は着想としちゃ悪く無いけど幾らなんでも遣り過ぎ。 [review][投票]
★4ピーピー兄弟(2002/日)香川・岸田・田中ら脇がしまってるからこんな話でも風格を感じさせる。メディア批判のブラックユーモアから家族モノ、青春モノに流れていく展開は、(人情喜劇という)ジャンルの定型であるのだがちょっと湿っぽく成り過ぎてしまった。これを改善した次回作に期待。[投票]
★3涙を、獅子のたて髪に(1962/日)松竹ヌーベルヴァーグ版『波止場』。これが主演デビュー作となった加賀まり子がとってもキュート。 [review][投票]
★3非行少年 若者の砦(1970/日)オッサンばっか・・・。『けんかえれじい』より酷い。[投票]
★2にっぽん零年(1969/日)出来はともかく熱意には打たれる。やっぱり当時の日活の新人監督たちのエネルギーって凄いよ。清順の弟子達も、今村の後輩達も気を吐いてたけど、ドラマをまるごと捨て去って岩波映画に近づいちまう敏八の尖り方は別格。(別の作品では黒木和雄を役者として起用している。) [review][投票]
★3一票のラブレター(2001/伊=イラン)何かが空から降ってきたり、何かを携えて各地を巡ったり、という発想はマフマルバフ的、というよりイスラム的と云った方が良いいのかな。監督兼脚本家で仄かな恋ごころの描出は見事だが、訪問地毎の「不条理な滑稽さ」は踏み込み不足。もっと笑わせて欲しかった。 [review][投票]
★4人も歩けば(1960/日)これは川島&フランキーが喜劇王キートン(『探偵学入門』『セブンチャンス』)に捧げたラブレターでしょう。落語ナレーションというか活弁で始るタイトルバックと真鍋理一郎のレトロメロディに心を鷲掴みにされた。が、本編のテンポは今一つ。 [review][投票]
★3恋すがた狐御殿(1956/日)本当はどっちを選びたかったんだか。中川信夫=岡崎宏三=下村一夫の映像マジックは満喫出来たけれど、ストーリも演技も音楽もやたらめったら古臭いですね。堺駿二がいなけりゃ2点付けてるところ。[投票]
★3風速七十五米(1963/日)汗、どもり、パイプに『死刑執行人もまた死す』を彷彿とさせる高松英郎の指パキポキなど細部描写にまで新味がない。風量と田宮二郎の二枚目振りは元ネタの『40米』を軽く凌ぐのだが。[投票]
★3野良猫(1958/日)これは完全に構成のミス。前半、森繁と乙羽が出会うまでが長過ぎるし、後半は逆に線路のシーンがしつこい。両主演の演技や釜が崎のドヤ街のリアリズム描写が素晴らしいだけに惜しい。[投票]
★5愛情の決算(1956/日)戦後10年、それぞれ決算。妻の二面性を演じきった原節子が素晴らしい。三船も爽やかな好演。回想を挟んだ構成もカメラ視点の切り替えも完璧にはまった。演出家・佐分利信、侮り難し。[投票]
★2喜劇 駅前飯店(1962/日)起伏の無い脚本。擬似中国語も今となっては白々しい。[投票]