一つ。アクション俳優に徹すること。

余計な色気を出して非アクションもののドラマや商業ロマンスに手を出すべからず。朴訥なキャラとベイビーフェイスが婦女子に受けたからといって軟派な道を歩むことのなきよう。

二つ。作品の選り好みをしないこと。

アクション映画には時間と体力の許す限りドシドシ出演すべし。我々が求めているのは貴方の体技であり、脚本の質や演出家の技量ではない。死や老いは想像より遥かに早くやってくる。「ワンパターン」などメディアの酷評などにめげず己が道を貫かれよ。されば貴方の名は映画史に永遠に刻み込まれることと成ろう。

三つ。脱デジタルカメラを実現すること。

今回、間違っていたら申し訳ないが、撮影にデジタルカメラ（現段階に於いてはこの手の情報が全く得られないのだが『シティ・オブ・ゴッド』にも使われたスーパー１６の映像に似ていた）を使用したようであるが、これは最終的には撤廃するべきである。普通フィルムでのリテイク連発、マルチカム（他方向同時）撮影に、莫大な資金が掛かるのは判っているが、しかし、貴方も尊敬しているであろうチャップリンやジャッキーの偉業を忘れずにいて欲しい。私は貴方の肉体に浮かび上がる光と影のコントラストを是非見たい。