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町田さんの人気コメント: 更新順(30/49)

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★5にっぽん泥棒物語(1965/日)三國ジャン・バルジャンの本当にユーモラスな名演技。鈴木瑞穂と息子のエピソードもダクダク泣ける。お決まりの展開を全く退屈させずに魅せ切る山本薩夫のこの時期の演出力(=破壊力)はお世辞抜きで黒澤以上。直人[投票(1)]
★3人間の條件 第1部純愛篇・第2部激怒篇(1959/日)労組による労組の為の映画。或いは聖書。価値観が違いすぎてイマイチ乗れなかったがキャストが豪華なのでミーハー的興奮は味わえる。淡島千背がイカス。直人[投票(1)]
★3タンポポ(1985/日)高田馬場「ほづみ」や中野「青葉」のシンプルなラーメンが大好きな私は、ゴテゴテと具ばっかりトッピングした新興のラーメン屋になんて全然興味がありません。それと「湯切り」さえ満足に出来ぬバイト君を雇っているような有名ブランドの支店には二度と入るもんかと心に決めています。 [review]sawa:38[投票(1)]
★3ふたりの5つの分かれ路(2004/仏)図式的構成、美醜入り混じる挑発的な性愛描写は、成る程確かにオゾンだが、この作品には決定的な瑕疵がある。それは舞台、空間の軽薄さだ。特にあの「ポストカード的に美しい海」は”オゾンの海”の名折れだろう。ルソーではなくジャンヌ・ラポワリーで撮るべき素材だったのではないか。視線描写もあざと過ぎ乗れない。ペペロンチーノ, セント[投票(2)]
★2学校の怪談3(1997/日)これはホラーでもモンスター映画でもない。オリジナルモンスターの羅列は、TVゲーム世代の受けを狙ったつもりなのだろうが、デザイン・配置共にセンス皆無。ギャグも空疎で西田尚美は不憫。通過儀礼ものとしては前田亜季に対する仕打ちがあんまりPTA的で許すことが出来ない。tkcrows[投票(1)]
★4香港国際警察 NEW POLICE STORY(2004/香港=中国)劇中人物の感情がそれを演じる俳優の半生と重なり合うとき、映画はただの映画であることを止める。これはジャッキーが俺らと向き合う為に用意してくれた空間。俺らの為に紡いでくれた新しいストーリ。 [review]おーい粗茶, movableinferno[投票(2)]
★5茶の味(2003/日)史上最小にして最高の達成感。その後味。確かめる茶の味。大袈裟に云うならばそれは「The Universe Of Tea」。我々、日本人の心に広がる宇宙です。 [review]ぽんしゅう, Myurakz, トシ, 茅ヶ崎まゆ子ほか9 名[投票(9)]
★4運命のつくりかた(2002/仏)海があり、山がある。夏が来て、冬が来る。喜劇と悲劇、出会いと別れを繰り返し、男と女は見詰め合う。映画はそうして出来上がる。機微と劇性。コントラストとオーヴァーラップ。日本未公開が信じられないほどの傑作。 [review]moot[投票(1)]
★3大統領の理髪師(2004/韓国)「自由意思」を讃える帰結部については意外性も含め申し分の無いコリアン・ニューシネマ。しかし、どうしてこう漫画的にしてしまうのだろうか?音楽までコミカルにしてしまうのか?理解しかねる。今、映画は、そこまで媚びねばならないのか? [review]ナム太郎, 鵜 白 舞[投票(2)]
★5会議は踊る(1931/独)下世話でいて卑猥で、しかし風のようなホイップクリームのような軽さと甘さを備えた愛すべき作品。ハーヴェイの無言劇風四肢の演技を乙女の夢へと昇華させるホフマンのカメラ、躍動感溢れるハイマンの劇伴もそそるが、思いはやはりポマーへと向かう。彼こそが映画の達人、映画の神様であった。彼が去り、映画は「娯楽」と「芸術」とに引き裂かれた。 [review]ジェリー[投票(1)]
★3アイデン&ティティ(2003/日)シンガーソングライターは二度生まれる。 [review]ぽんしゅう, 甘崎庵, トシ, けにろん[投票(4)]
★3八月の濡れた砂(1971/日)ビーチ坊主の家畜サウンド。ただ野放し。 [review]水那岐, ハム, picolax, sawa:38[投票(4)]
★4アフガン零年(2003/アフガニスタン=日=アイルランド)悪夢から醒めた悪夢。少年の純粋さと、老人の権勢、その狭間で揺れる人々の無関心と無力感が世界を醜悪な姿へと変える。 [review]ぽんしゅう, るぱぱ, ゑぎ[投票(3)]
★4乱れ雲(1967/日)こういう男を演じて全然厭らしくならないのだから加山雄三の役者としての資質は本当に大したもの。あと二・三本、成瀬に撮って貰っていたら現在の評価も大分違っていただろう。司葉子も相変わらず良い。森&草笛のW光子も十八番を好演。武満徹の音楽も印象的で効果的。セント, ジェリー, 直人[投票(3)]
★3いぬのえいが(2004/日)甥っ子使って『瞼の犬』か。犬童、画力は衰えてないが、今回はその〆方じゃあかんだろう。最初のミュージカルとCMはX、宮崎あおいのもベタ過ぎて恥ずかしさが先立ったが、田中要次のは面白かったな。川平慈英と荒川良良(声)も悪くなかった。それとパン屋の女の子(菅野莉央)、今後の成長が楽しみです。ゆーこ and One thing[投票(1)]
★4二十四の瞳(1954/日)弦楽器の柔らかい音色と抜けるような美しい映像がテーマの持つ重苦しさを忘れさせてくれる。夢や希望、理想ってのは叶おうが叶うまいが持ち続けることが大切だってことでしょうか。tkcrows, 若尾好き[投票(2)]
★3半落ち(2004/日)ゲップが出るほどのオールスターキャストが慎ましかるべきテーマや原作(←実は大して好きじゃない)と不釣合い。特に吉岡秀隆は自分が何処にいるのか判ってないし、森山良子の息子も自分の「声」に根拠の無い自信を持ちすぎている。カメラの”イドウダイスキ”ぶりもうざったい。 [review]おーい粗茶, らーふる当番, フランコ, tkcrowsほか10 名[投票(10)]
★4OUT(2002/日)日本ミステリ文学史上最初で最高の真正女ハードボイルド作家桐野夏生の原作群が讃える鈍い輝きを、20年以上昔の胡散臭いフェミニズムで塗り潰してしまった罪は確かに大きいが、原田美枝子以下実力派女優陣の個性的な名演のお陰か、これはこれで愉しめる。 [review]おーい粗茶[投票(1)]
★4WATARIDORI(2001/仏)初めての視点。初めて見る動き。感動しない訳が無い。難を云えば、大分削ったようだがそれでもまだ少し、長過ぎたところ。ここで生まれた撮影技術は一刻も早く劇映画に応用されるべき。それによってこの作品の価値が薄まったとしても。おーい粗茶[投票(1)]
★4アクメッド王子の冒険(1926/独)本作に対する最初のコメントとしては甚だ不適切で恐縮なのだが、私は、この美しい影絵芝居に投影された、邪気も衒いも無い英雄崇拝と、軽く倒錯したエロティシズムに、独逸と日本との、戦前戦後に渡る奇妙な共通点を嗅ぎ出し、感動するよりもむしろ戦慄してしまった次第だ。魔女の主役を凌ぐ活躍は、私にとっては本当の救いだった。tredair[投票(1)]