[コメント] バンデットQ(1981/英)
「夢」と言う宝物が詰まった玩具箱に、タチの悪い粗悪品が混じってるような映画ですね...。部屋の壁がズズズーって動いて長ァい空間が現れるシーンに興奮。少年のショーン・コネリーから離れたくないと言う想いに共感、思わず涙が。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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で、オチが粗悪品。
いや、決して悪いワケじゃないです。むしろサイコー。
最後の最後にとびきりの「悪夢」を持ってくるんですから。
口あんぐり、目ェパッチリ、ボー然自失。
(コネリーのウィンクで心が晴れやかになったのに、突然の天変地異がァ!)
心の中の感情という感情を根こそぎ持っていかれた「カラッポ状態」で聞く主題歌
が、独特の余韻に浸れてなんとも言えない後味を醸し出す。
で、結構この余韻がイケるんですよね。
あらゆる感情を封じ込めるほど心を揺り動かされ、微妙に「無」になる状態。
これこれ、このくらいガツーンとやってくれたら文句は言えませんね。
さっすがテリー・ギリアム監督。この猛毒悪夢的オチに敬意を表するッ。
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