はるきちさんのコメント: 点数順
ジュラシック・パーク(1993/米) | たとえば初めて恐竜を目にする場面で目を見張りながらもしっかりと自説の正しさを確認するグラント。トリケラトプスの糞の山の中にためらいもせず手を突っ込むエリー。この作品に登場する科学者たちは、まさにプロとして描かれている。だからこそ恐竜を目の当たりにした彼らの驚きや感動に同調して、見ているほうも感動することができるのである。名作。 | [投票(10)] | |
風雲 ストームライダーズ(1998/香港) | 『マトリックス』では最終的に「人間が空を飛ぶ」というところに至るまで、2時間分もの理屈づけが必要だったけど、香港映画は違う。最初からもう当然のことのように人は空を飛ぶし、おまけに、それを誰も不思議には思わない。次から次へ繰り出されるアクションの迫力は、やはり本場香港に一日の長がある。 | [投票(6)] | |
アザーズ(2001/米=仏=スペイン) | 結末のどんでん返しは途中でわかってしまう人も多いけれど、別にどんでん返しそのものが主眼の映画ではないので、それは問題ではないでしょう。余韻を感じさせる哀切きわまりない結末が絶品 | [投票(4)] | |
ベティ・サイズモア(2000/米) | これほど先が読めない映画というのも珍しい。半分まで観た段階でラストが予想できたらすごい。レニー・ゼルウィガーのかわいいんだけど微妙に野暮ったいあたりが素敵! | [投票(3)] | |
不思議惑星キン・ザ・ザ(1986/露) | とにかく「クー!」に尽きますな。脱力するようなポーズに踊り、そしてわけのわからない小道具。ちゃちなんだけど、ぼろぼろに使い込まれて妙に生活感のあるメカの群れ。そして何よりも、全編に流れるマターリとした空気。ハリウッド流のサスペンスや緊迫感なんてものとは無縁ののんびりとした雰囲気に加え、脱力感をさらに高めてくれる絶妙な音楽。素敵です。 | [投票(2)] | |
血を吸うカメラ(1960/英) | 殺人犯を恐ろしい怪物として描くのではなく、充分共感できる人物として描く描き方は、今見ても決して古くなってません。なお、主演のカール=ハインツ・ベームは名指揮者カール・ベームの息子。と考えると、映画の主人公像になんとなく重ねてみたくなるような……。 | [投票(2)] | |
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001/日) | 傑作。「夢見ていた2001年はこんなんじゃなかったはずなのに」と思っているすべての人にお薦めします。 | [投票(2)] | |
まぼろしの市街戦(1967/仏=伊) | 疎外された人々が戦争のただなかに一瞬だけ作り上げた、カードの城のようなユートピアの物語。からりと明るいコメディの中、全編に漂うせつなさが心に残る。私のこれまで見た映画の中で、オールタイム・ベストにも入る傑作。ああ、私も精神病院に還りたい。 | [投票(1)] | |
マトリックス(1999/米) | 2199年のコンピュータ業界ではグリーンディスプレイに半角カナが使われているのか、というツッコミはさておいて、前評判通り、香港映画さながらのワイヤーアクションとCGの融合した映像の美しさはすごいのひとこと。カンフー・アクションも、アメリカ人でこれだけやれば合格点でしょう。 | [投票(1)] | |
ニルヴァーナ(1997/仏=伊) | サイバーパンク映画の中では最高の出来。 | [投票(1)] | |
トゥルーマン・ショー(1998/米) | 確固たるものに思われる現実を疑い、「ここではないどこか」を指向する、本来の意味での「SF」映画の傑作。 | [投票(1)] | |
太陽を盗んだ男(1979/日) | 何をしたいのかわからない凶悪犯罪者、というキャラクターはオウム、酒鬼薔薇後の今見るととても現実的。これは何度見ても傑作。 | [投票(1)] | |
サウスパーク 無修正映画版(1999/米) | 「低俗」「下品」「暴力的」の三拍子揃った映画である。それなのに、このラストの感動はいったいどうしたことか。まさか、サウスパークで泣けるとは思わなかったよ。 | [投票(1)] | |
ギャラクシー・クエスト(1999/米) | 評判どおりこれは傑作。スタトレパロディとしておもしろいのはもちろん、ここまでよく練られたすがすがしい脚本の映画を観たのは久しぶり。ただひとつ欠点を挙げるとすれば、クルーに医療主任がいないこと。ドクターは必要だろ、ドクターは。 | [投票(1)] | |
ガタカ(1997/米) | 全編に漂うノスタルジックな味わい。宇宙へ――ここではないどこかへ――行きたい、という強い想い。最高のSF映画のひとつ。 | [投票(1)] | |
オープン・ユア・アイズ(1997/仏=スペイン) | 99年最高のSF映画とまではいえないが、99年最高のバカSF映画の称号を贈りたい。 | [投票(1)] | |
L.A.コンフィデンシャル(1997/米) | 傑作。3人の主役刑事のキャラクターの描き分け、アクションに頼らない骨太のストーリー展開が素晴らしい。特に、終盤のたたみかけるような展開がうまい。 | [投票(1)] | |
サンタ・サングレ 聖なる血(1989/伊=メキシコ) | 人工的な美しさとグロテスクさ、そして哀しさ。二人羽織映画とか言ってはいけない。 | [投票] | |
プロスペローの本(1991/英=仏) | 書物の力によって自分の周囲に箱庭のように... [review] | [投票] | |
メリーに首ったけ(1998/米) | 障害者や動物虐待をネタにした過激でお下劣なギャグの連発。普通のロマンス映画だと思って観た人はきっとあっけにとられたろうなあ。 | [投票] |