[コメント] モーターサイクル・ダイアリーズ(2004/米=独=英=アルゼンチン)
別に旅じゃなくてもいい。自分の人生を決定的にかえてしまう何か。
それに出会えることは辛いかもしれないが、素晴らしいことなのだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実際、ゲバラは若くしてこの世を去っている。出会ってしまったから。
でも恐らく後悔する人生ではなかったはずだ。
最後のハンセン病の療養所までは、僕にとってこの映画は ただのロードムービーで、ちょっといい話を盛り込んだ 「爽やか青春映画」に過ぎなかった。
しかし、まさにここで「エルネスト・ゲバラ」が「チェ・ゲバラ」 に変わる瞬間、その描写は最近の映画になく卓越していて、 川を泳ぎきった瞬間、僕も心の中で快哉を叫んでいた。
使命感なんて青臭いものじゃない。体の中から湧き起こる衝動。 それを突き動かす「何か」に出会えた彼はやはり幸せだったのだと思う。
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