[コメント] モーターサイクル・ダイアリーズ(2004/米＝独＝英＝アルゼンチン)
なにげない普通の人生や生活の中にこそ、誰かの人生や生活を劇的に変化させるきっかけ、大きな光を放つ何かが転がっているという真理が描かれていることに感心しました。
エルネストとアルベルトはこの旅を経験してから７年後（１９５９年）にキューバ革命を成し遂げ、全世界を驚愕させるわけですが、彼らが世界を変えるきっかけになった旅の中で体験したものは、キューバ革命と同レベルの驚嘆すべきものではなく、ごくごく普通の民の生活の中に転がっていたという部分に好感が持てました。
実直で不器用なエルネストと、お調子者で口八丁手八丁のアルベルトのコンビぶりもユーモラスで微笑ましかったです。
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