[コメント] ピアニスト(2001/仏=オーストリア)
最後の最後まで監督はエリカに冷たい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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エリカが妄想の中に描いていたのは「たくさんの衆人が見つめる中、自分に現実を突きつけたワルターを包丁で刺し殺し、自分もその包丁で果てる」というドラマチックなものだった。
しかし、それもなにがしかの理由(人の命を絶つのに臆したか)で踏み切れなかった彼女に、監督が用意したのはものすごく不細工な顔。
彼女が現実から離れ、膨らませてきた妄想を粉々に叩き壊すように。
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