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[コメント] 戦場のピアニスト(2002/英=独=仏=ポーランド)

「無力に逃げ回るしか出来ない主人公」という着眼点は秀逸だと思うが・・・。
ゆーこ and One thing

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ほとんどの人は悲惨な極限状態に置かれたとき、逃げ回るかおろおろするか、それくらいしかできないと思うんです。

だって死ぬのは怖いですよ。痛いのいやですよ。

劇中に出てきた、ナチスに抵抗して死んでいったユダヤ人達は希有な例だと思う。

だから、逃げることしかできないシュピルマンを私は否定しません。

でも、最後のドイツ人将校に対する描写はひどい。

ドイツ人将校を助けようとした描写(シュピルマンは彼を助けるようにポーランド首脳に直訴したが、ソ連の圧力で将校を助けることが出来なかったという)がごっそり抜けてるのはどういうことなんだ?

あれじゃまるでシュピルマンは、いつも何も考えていない人みたいじゃないか。

監督がどうしてその描写を外したのか、理解に苦しみます。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)sawa:38[*] 水那岐[*] makoto7774

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