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[コメント] 眠狂四郎 女地獄(1968/日)

対立する二勢力の用心棒に田村高廣伊藤雄之助を配し、次々に現れる女優陣も豪華絢爛。しかし、今回の狂四郎はただの疫病神である。
AONI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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密書である布を、たまたま知り合った角兵衛獅子の姉弟に与える狂四郎。予想通り、姉弟はその布を狙う者によって殺されてしまう。 極悪非道の父小沢栄太郎の命を狙う田村高廣。父殺しを止めようとして、逆に父に殺させてしまう狂四郎。お前は一体何がしたいねん!!

金にセコい伊藤雄之助。竹光と安い刀で円月殺法を破れるわけないだろうが!!せっかく、田村高廣伊藤雄之助という刺客を用意しながらも、二人との対決は中途半端に終わる。 田中徳三監督の作品って、画の素晴らしさといい一級品の出来栄えに思えて何故か“中途半端”な内容が多い。もっとホン作りにも粘ればいいのに、そこは大量生産に追われたプログラムピクチャー監督の宿命なのであろうか?

そうはいうものの、大映ならではの美しい美術・セットと、いつもながら狂四郎を襲う女や吹き矢、毒蛇といった凝った仕掛けの連続は観ていて楽しい。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)シーチキン[*]

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